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第153回『ここがヘンだよ、コロナ対策現金給付』#46

このマガジンは私が配信しているポッドキャスト『患者のホンネ』の今週の内容を文章にしたものを掲載しています。

とはいっても、一語一句文字起こししているわけではありません。
話しているとエキサイトして、ハシタナイ言葉も使ってしまうのでここでは少し整理して、テーマをわかりやすくお伝えしたいと思っています。

音声が良い人はポッドキャストで『患者のホンネ』を検索してくださいね。今回は9分程の収録です。

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今回は政府による現金給付の問題点をわたしなりに考えました。
私の理想の現金給付は“一律、条件なし、個人別”。
だけど4/7時点での政府の発表は“収入が減った人、自己申告、世帯別”です。
これ、いろいろ問題あると思うのですが、最も問題だと思った2点に絞り、お話しています。

一つ目は、収入が減った人へという条件ですが、それは当然ですよね。
四の五の言わずに、さっさと出せというレベルです。
あ、文章でもハシタナイですね、気を付けます。

そこでわたしは逆を考えました。
“収入が減っておらず、大変な人は?”って。
いま、とても大変で、仕事が増えている人達。
そう、医療関係者の皆さんです。
彼らは命をかけてコロナと戦ってくれています。
でも、政府の方針だと“仕事が減ってなくて、収入がそのまま”なので対象から除外されます。

介護職も、保育園も。
運送業やスーパー、薬局の店員さんも。
水道ガス電気、インフラ関係の人も。
ワクチン・新薬開発、人工呼吸器製造、マスク製造に携わる人も。

わたしたちの命や生活を必死で守ってくれている人達が、政府の基準に当てはまらず除外されます。

おかしくない?
ぜひ、このようなみなさんに給付してほしい。
収入減という基準がある限り、頑張った人がむくわれないことになる気がします。

iP細胞の山中教授が言ってましたね。
イギリスの友人が「いままで頑張って税金納めてきてよかった」と言っていると。
日本も国民がそう思える方針を打ち出さないと日本がつぶれると思います。

2つ目の問題は自己申告制であること。
これは山ほど問題点がありますよね。

この忙しい時に書類を用意させるという不合理。
市区町村の窓口って三密じゃないの?という疑問。
窓口の人、仕事も感染確率も増大しますがロボットでも置く気かな?とか。

でも、わたしが全く知らなかった問題点を専門家が指摘していました。

“申告制だとスティグマを与える可能性がある”と。

わたし、スティグマがなんだかわからなかったので調べました。
スティグマ → 古くは奴隷や犯罪者に押された刻印のこと。
転じて現代ではとてつもない不名誉、屈辱を押し付けられること。

これ、今回の自己申告制ではどういうことかというと
“自分は収入が減りました。助けてください。お金をください。”と、言いづらいことを言うことで、精神が傷ついてしまうということです。

本来、給付金というものは国民がいざというときのために納めた税金で、必要な時にさっさともらう権利があります。

なのに、申請、自己申告という手順を踏ませることで、手間がかかるどころか、プライドまで傷つけるなんて。
しかも、このスティグマを政府は利用して、申請自体の数を減らそうとしているんじゃないかという記述もありました。

わたしが今回の給付金で政府の方針が許せないのは、
この国で暮らしている人の姿が全く見えていない“政府の視野の狭さ”とこの悪意をも感じるやり口です。

みなさんはどう思われますか?

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以上、ポッドキャスト『患者のホンネ』第153回のテーマについてでした。

サポート!?有難いです。 あなたに100倍良いことありますよう、全力で祈ります。 いつか実家でお店を出す資金にします!