苦難のチャレンジだったのか?はたまた、ただの無謀だったのか! 4話
3つの大学を受験しましたが、すでにご存知のように、1校目の不合格通知が届いていました。やはり、無謀な挑戦だったのか、正しい選択だったのか、分からないまま勉強し続けました。
しかし、この時も不安はなく勉強する事ができた事は、今でも不思議に感じています。悲壮感とかなかったです。周りの友達とかは、就職して社会人になっていく時期でもありました。周りから、遅れている事に対して、親からは凄い叱咤を受けていました。T大学を卒業しても、就職をしなかった事に対しての怒りだと思います。
それから、2つ目の大学編入学試験が、迫って来ました。この時も、焦りとかなく、受験する事は当たり前だと感じる位、平常心で受験する事ができました。今では、2つ目の受験の内容は、全く覚えていません。。。結果だけは、不合格でした。観光旅行に行った感じで、記憶がうる覚えです。試験の内容すら覚えていません。ボヤけて記憶にないのです。
その後も、図書館に通いながら、勉強を続けました。
遂に、その年の最後の国立大学編入試験が迫って来ました。3校目です。しかし、焦りはなく、不思議と落ち着いていました。編入学試験に出かける時に、母親と妹が心配そうな顔をして見送ってくれた事を今でも覚えています。しかし、私の中には、全く不安が無かったです。前の2校を落ちているにも関わらず、『どうしよう』とか『どうしたらいいのか』といった不安がなかった事が、プラス思考に物事を考えられた要因だったと、今考えると思います。
そして、その年最後となる3校目の大学の受験を受けに行きました。
試験内容は、デッサンと英語、論文、面談だったと思います。デッサンもCDラックのデッサンで、自由にデザインできる課題だったと思います。私は、バネのようなコンパクト化できるCDラックを描きました。とても楽しかった記憶があります。
また、面談では、20〜30名の教授や講師の先生方の前で、プレゼンする面談でした。正直、面談室に入室した時の人の多さには、驚きました。なんで、こんなに多くの方々がいるんだと、それが逆に冷静になれた事を覚えています。
面談プレゼンも、和やかに進み今までの経験や、なぜ受験したのか等を問われたと記憶しています。
遂に、編入学受験の終わりを迎える事になりました。
自分で決めていた事でもあったので、清々しい気持ちで終わったんだなという気持ちでした。受験も終わり、どうしようかと考えていた時に、某有名コーヒーチェーンのSバックスのアルバイトを見かけ、応募しました。
アルバイトの面接では、色々聞かれ、唯一覚えているのが、どうしてSバックスで働きたいのかと聞かれ、こう答えました。以前、私がお客としてコーヒーを飲みに行った際に、コーヒーを完全にこぼしていた他のお客を見かけました。完全に床まで、こぼれていたので、あーもったいないなぁ〜と思いました。その後、店員さんが掃除と共に、新しいコーヒーをこぼしたお客に持ってきてあげていて、飲んでくださいと渡していました。とても、素敵な優しい対応の店員さんなんだな〜と感心させられました。私もそのような優しく対応できる店員さんとして働きたいと考えていますと伝え、後日、アルバイトの合格を頂きました。