【カワセミレポート 240305】春の始動 空堀川のカワセミペア
大地が温まり、冬眠をしていた地中の虫が陽気に誘われて穴から出てくる頃という「啓蟄」。空堀川上流域のカワセミペアの動きも活発になってきた。熱心に連日この上流域に通っているお仲間からの報告では...。
日曜日にはカワセミペアの交尾するシーンが見られたという。翌日の月曜日には、ペアで巣穴づくりに励むシーンも見られたと。今週火曜の朝は曇り空、ペアの動きは呼吸が合わずに「接近どまり」であった。「呼吸」とは...。
オスから近づくときにはマザーは逃げないが、マザーから接近するとオスは逃げる。そんな感じがみてとれた。さてさて...。
マザーとは、この「空堀川上流域の縄張りの主」のこと。もう何年もこの縄張りを守り通している。現在のパートナーのオスとは昨年の3月からである。その前の年には、子育ての途中でオスが去っていき、この一羽だけで5羽の幼鳥を育て通した。
その頃、このメスのカワセミのことを観察仲間では「シングルマザー」と呼んだ。昨年の春からは、働き者のパートナーに恵まれたので、単にマザーと呼ぶように。間もなく、カワセミの産卵の季節。産卵の巣穴は、今回も川の擁壁の雨水排水管となるようだ。この日のカワセミペアの様子を捉えた数枚をお届けしよう。
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