年賀状じまいとDX 2025
慌ただしい日々を過ごしていても、お世話になった人たちに近況や想いを伝える、年に一度は忘れずに年始のタイミングでご挨拶を。日本の国民的行事ともいえる年賀状、ピーク時には44億枚を超えていた(2004年)という。
デジタル化の影響や世の中の風潮の変化で減り続ける年賀状。この元日に全国で配達される年賀状などの年賀郵便物数が約4億9052万枚で、前年より34%減(日本郵便、3日の速報値)。郵便料金の大幅値上げで、「年賀状じまい」が加速している。
減り幅も大きく、年賀郵便の元日の配達数は22年に10億枚を超えていたのが、わずか3年で半分以下となった。
さて、わが家の年賀状じまい、末尾にお断りを載せた。「勝手ながら、年賀状でのご挨拶は本年をもって卒業させていただきます。来年からLINEでのご挨拶をさせていただける方はお友だち登録をお願いいたします。」そして、QRコードを載せた。加えてメールアドレスも。
さて、デジタルトランスフォーメーション(DX)の波と一緒に「年賀状じまい」としたつもりではあるが、今年は喪中となっている方もいる。8日までに、新たにLINEのお友だち登録をしてくれた人は3名。どこまで「しまい」となるだろうか。