2024年振り返り
株式会社日東社5代目アトツギ予定の大西潤です。2024年の振り返りをしていきたいと思います。
ご興味等ありましたらコメントいただけると嬉しいです。
2024年 私の漢字「新」
汚い字で失礼します。
2024年私の漢字を「新」として振り返りました。
2024年度の経営計画書においてテーマを「NEXT」にしていたので、ある程度は有言実行できたのではないかと振り返りました。
ここからは毎月「新」に繋がることを振り返っていきたいと思います。
1月 新商品開発プロジェクト2本スタート
マッチ
木村石鹸木村社長からの助言、前職の後輩であるカリモク家具アトツギがお取引しているという繋がりから、あの有名なd&departmentさまにパートナーになっていただき、マッチの新商品開発がスタート。
プロジェクト前半は、現在のマッチの2倍の長さの長軸マッチのブランディングのディスカッションでした。
でもプロダクトアウトだけではダメと実感。
商品開発の前にマッチのリブランディングから再スタート。
ようやく12月に新商品の方向性が見えて、6月に出展を予定している展示会に向けて全速力で駆け抜けます。
のぼり
こちらも大阪のアトツギの成果発表会で知ったデザイナーSASIさまにパートナーになっていただきスタート。
事業譲渡で営業メンバーもいなくなった今、売上は半減して赤字へ転落。何か手を打たないとこちらの事業の撤退も考えないといけませんでした。
こちらもブランディングの重要性を実感しています。
日東社といえばマッチ。のぼりといえば安い、店舗外。という印象があるのではないでしょうか。
年明けでリリースも考えているのでお楽しみくださいませ。
2月 テニス産業セミナーで登壇
テニススクールのアトツギでありますが、日東社の変革をメインでしているのでテニス業界のセミナーに参加するのが初でした。
それなのにセミナーの講師としてありがたいことに任命いただきました。
私含めてテニス界のアトツギ3名で登壇できたのがまずよかったこと！
ここから四国でテニスアリーナガーデンを運営する優さんと繋がれたのが大きかったです。この日含めて今年は4回も会えました。
このセミナー翌日に参加者約60名がファクトリーツアーへ来ていただきました。
こんなに大人数をお迎えするのは初でこれも苦労しましたが、大成功。参加された方は40〜60代がメインでやはりマッチを昔使われており、感嘆の声が多くて嬉しかったですね。
3月 成果発表を2本
ひょうごベンチャー型事業承継プログラム「HOJO」
23年7月からお世話になったプログラムの最終発表会で4分間のピッチをして、兵庫県斎藤知事、みなと銀行服部会長からありがたいフィードバックをいただきました。
兵庫県って意外と広く、各地域から出ないんですよね。
知り合いの姫路市アトツギは神戸や大阪に行かないのが現実です。
このプログラムの1番大きかったのは「出会い」かもしれません。
アトツギだけでなく、兵庫県庁、銀行、さまざまな会社さまと繋がれたのが財産になります。
そして2期が始まったので、アルムナイとしてチームづくりしたいです！
関西デザイン経営推進事業
こちらも23年9月からお世話になったプログラムの最終発表会がありました。
「デザイン経営」という言葉は知ってましたが、抽象的すぎてなかなか実現に手が出せてませんでした。
アウトプットできて何よりよかったのは、会社「コンセプト」「キャンバス」ができたことです。毎年の経営計画書に記していきます。
そして、ここから事業開発、組織開発に落とし込もうと動いております。
4月 帰ってきたあぶない刑事とコラボ
「帰ってきたらあぶない刑事」を提供する東映さまよりお問い合わせをいただいたところからスタート。
実は、このデザインを我々がしたんです。
価格設定、販売方法、生産数、とすべて自分たちが決定しなければなりませんでした。
すべて「初」の連続。プレスリリースも初めて書いてみました。
新卒2年目がデザインしたことが、日東社にとっては売上額より大きな財産になったなぁと。
5月 中高生とコラボ
Unpackedさまが主催するコープタッチにノアインドアステージと日東社がそれぞれ別日程で参加しました。
私のグループの最年少は中学二年生！中学生ながらcanvaを使いこなしてプレゼンするとは、私がテニスしかしてなかった学生当時を振り返っても考えられないすごいこと。
7月には姫路市の高校生とコラボしました。学校のレベルを偏差値や部活成績だけでは考えられないですね。
若いZ世代のアイデアを持ち帰って今後の商品開発に活かしていきます。
6月 友人結婚式でスピーチ
一つだけプライベートなことで。
私の住む（本社拠点でもある）地域は、灘のけんか祭りが盛んでして、もちろん私も参加してますし、何より小学生同級生が今も仲良くやっており、9人のグループがあります。
その1人、なんと言っても大の祭り好きの同級生が結婚式をあげました。9人中7番目の結婚です。
そしてありがたいことに友人スピーチを頼まれました。
彼とは幼稚園から同じでもう30年近く付き合いがあります。「良いこと喋ってた」ってみんなが言ってくれたから良かったなぁ。笑
7月 管理職と1on1
ある研修でパートナーづくりの重要性を学びました。
経営者としてはまず管理職としっかりと結節しないとと思ってましたが、行動に移せていなかったので「ここでやらなきゃいつやる」とやるキッカケとなりました。
特にノア管理職メンバーとの面談が良かった。普段は同じ事務所にいないわけです。会うのは管理職ミーティングのときくらい。
みなさんが普段考えていること、そして私の課題もしっかりと伝えてくれました。
今でもちょくちょく相談に乗ってくれてますし、関係ない日東社のことも考えてくれる人もいます。1番大事なリソースはやはり「人」ですね！
8月 研修を受講
臥龍先生の「合同リーダー自燃塾」を受講しました。昨年までは私ではなく、会社や事業の成長、メンバーのモチベートばかり考えてましたが、ありがたく参加のお誘いを直々にいただけたので受けてみることに。
私に足りないところが明確になりました。しっかりと半年間の目標を決めたので、年明けの発表に向けてアクションしまくってます。良い報告できるように頑張ります。
9月 人事評価制度 仮運用終了
今年度より人事評価制度がスタートしました。
これまでは年功序列。頑張ってるから給与アップしたいメンバーには役職をつけて手当を増やすしかありませんでした。
人を大切にする経営学会で学んでいると、「好不況に業績がほとんどブレない企業」、「社員の転職的離職が限りなくゼロに近い企業」「社内に温かい空気が流れ、お互い様風土が醸成されている企業」では、例外なく「年功序列型の人事制度」でした。
まだまだそんな企業ではない今、頑張っているメンバーを賞賛する風土にしたいと考えて、前職の知見を活かした理念型人事評価制度を構築しました。
アドラーは「原因（過去）を探るのではなく、目的（未来）を定めなさい」と伝えています。過去は変えられないので、常にメンバーには「今後どうありたいか」を問い続けたいんです。目標は自分で決めたほうがやる気が出るとアドラーは説いてます。
自ら目標を設定し、それを達成すれば、評価されるんです。人は皆、承認欲求があるからこそ、やる気が引き出されてポジティブ思考を高めてくれるのではないかと期待しています。
10月 経営計画発表会でコミュニケーションカード
下半期の経営計画発表会を開催し、その中にノアインドアステージ藤田さんにお願いしてコミュニケーションカード研修を実施しました。
コロナ前であってもほとんどのメンバーに研修を実施してませんでした。
メンバー同志の「関係の質」を高めるにはそれぞれの価値観を明確にすること、その前にまずは自分がどんな価値観を持っているのかを知ってもらうことが大事と思っていました。
最初は構えていたはずですが、進むにつれて笑顔やコミュニケーションの量が増えて、良い形で終えることができました。
11月 委員会活動スタート
10月の経営計画発表会で管理職5名にプレゼンをしてもらいました。
何のプレゼンかというと「委員会活動」について。5名がそれぞれ自分で選んだ委員会をプレゼンし、それを聞いたメンバーが入りたい委員会へ応募するという内容でした。
プレゼンはもちろん、canvaで資料作成するのも初だった管理職たち。緊張してたでしょうが、各自7〜8分はしっかりと話されてたなと。
・美化委員会
・6S委員会
・安全快適委員会
・レクリエーション委員会
・朝礼委員会
とそれぞれが目標を決めてさまざま取り組んでいます。
4月の経営計画発表会でプレゼンしてもらうのでどんな結果が出ているか楽しみです。
12月 工場見学プログラムスタート
一般社団法人Social eightのプログラム「Himeji 城育～地場産業に触れてみよう!～」ということでマッチ工場見学ならびにオリジナルマッチ箱の制作に小学生が参加されました。
子どもたちだけでなくお父さん、お母さんもとても楽しそうでした。
姫路市ふるさと納税の返礼品としても工場見学を開催してますし、ひょうごフィールドパビリオンでも開催します。
見てみたいって方はご家族でぜひ！お越しくださいませ♪
「新」たなことへチャレンジし続けた一年でした。
日東社のvalueにある「challenger」にちかづけたかな？
ただ、これで終わりではありません。
蒔いた種もあるので、しっかりと花を咲かせるように来年も引き続きチャレンジします。
来年の目標は、「カタチにする！」
関わってくださった皆様本当にありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
また来年もお会いしましょう！