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筋肉ノート4

私は今、北朝鮮にいる、、

ひょんなことから国境を越え異郷の地へ降り立ってしまったセリ。
そこへ偶然通りかかった北朝鮮の軍人リ・ジュンヒョク。

運命の歯車は、そこから大きく動き出すのであった、、

無口で隙のない性格のジュンヒョク、彼の唯一の弱点がその虚弱体質であった。

北朝鮮にはゴールドジムとかないわけ?
というセリの言葉に

ゴールド、、ジ、、ム、、?
と戸惑うジュンヒョク。

9キロのダンベルならあるが、、?
これが北朝鮮では一番の筋トレ道具なんだぞ?

ふっ、、まったく、呆れるわ
そんな軽いダンベル、私でも持てるわよ
男なら16キロくらいはショルダープレスできないと。

眉間にシワを寄せるジュンヒョクであった。


その日の午後、セリは近所の主婦たちと闇市へと出かけていった。
しかし人混みの中、いつのまにか彼女の姿を見失ってしまった主婦たち。

オットッケ、セリと逸れてしまったわ、、

それを聞いたジュンヒョクは血相を変え、走り始めた。

まず何か目印になるものを買わなければ、、、

その頃セリは不安で体が固まり、どうにもできずにいた。
お、オットッケ、、
そんな時に頭に浮かぶのは、ジュンヒョクの顔であった。
ポゴシポ、、

するとその時、人混みの中一つ16キロのダンベルが天高く上がっているのを見つけた、、!

ま、まさか、、?

そこに立っていたのは、軽々しく16キロダンベルでワンハンドショルダープレスするジュンヒョクであった。

君のためなら、何キロでも上げられる。

ば、ばっかみたい、、

抱き合う2人。

しかしこれは2人を待ち受ける悲しく儚い試練の始まりに過ぎなかった、、


ということで、2か月前9キロで悶絶していた僕も16キロでショルダープレスできるまでになり、体も少しずつ目に見えて変わってきた気がします。

カンブレリフトは完璧にできるようになり、次はアラベスクリフトを極めていきたいところです。

日曜以外毎日筋トレが最近忙しくなって難しくなったため、今は週3回でやっています。
そのかわり1日に行うメニューは以前より全然ハード。

筋力を上げるために毎回重量を少しずつ上げることは必須。きついですね。
これからもこの調子で徐々に負荷をあげていけるのか、
そして兄さんの事故は本当に偶然だったのか、、

悩みが尽きないジュンヒョクであった。


つづく。




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