一人旅の醍醐味(旅の思い出)
ナイロビで一人はしゃぎすぎた俺は帰国前日に急な発熱、ふらふらの足で病院に駆け込んだ
なんとか状態を伝え薬を処方してもらった
どピンク色をした大きな錠剤だった
見るからに怪しい感じなんだけど明日の飛行機便には乗らねばならない
もっとも、よく考えたらオープンチケットだから搭乗日は変更できたのだと思う
そんな考えも思い浮かばず、とりあえずその薬を飲んで安ホテルに戻り一人横になった
病気ではなく熱中症だったのかも
朝目覚めた時は薬が効いたのか熱は下がっていたと思う
ロンドン行きの便に搭乗し席も確保できた
当時のアフリカのローカル便などはオーバーブッキングは当たり前、席は早い者勝ち状態なので大変なのだった
英国航空機は無事離陸し高度を上げていく、気圧の変化で耳に異常を覚えることがあるのだが、その時は薬を飲んでいたせいか周囲の音が全く聞こえなくなってしまった。
(つづく)