冬の住宅の省エネ対策
秋冷の風が心地よく、冬の訪れを感じる今日この頃。今回は冬の省エネ対策についてご紹介します。
住宅の熱の約 48%が窓から逃げていくと言われています。
日本の窓性能は世界でも最低基準と言われ、古い住宅の多くが、この単層ガラスにアルミ窓枠を採用しております。
アルミの窓枠は樹脂の窓枠と比較すると約 1000 倍も熱を通します。そのため断熱不足や結露に悩まされる家が多いといわれています。
これにより部屋の熱が逃げてしまい、光熱費の無駄につながります。まず、窓の断熱性能を向上させるために、既存の窓に「内窓」と呼ばれる二重窓を取り付ける方法があります。これにより「冷気の遮断」「結露防止」「防音」「冷暖房効率 UP」の効果があり、高性能窓の交換よりも費用を抑えつつ窓の性能を向上させる事が可能です。
また、日射取得も重要です。冬は太陽の高度が低いため、南向きの窓から日射を取り入れる事で室内を暖める事ができます。
しかし、網戸による日射取得、減少率は約-15%、レースカーテンで-20%にもなります。我が家では冬季、南向きの窓の網戸を外し、レースカーテンを開けることで室内に豊富な日射を取り込み、暖房費を節約しています。家庭によって条件は異なりますが、窓の断熱性能向上と日射取得の妨げを取り除くことで、自然の太陽熱を最大限に活用し、省エネ効果を実感できます。ぜひ、できる範囲から取り組んでみてはいかがでしょうか。