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中古商品と僕~リユースな人生になったわけ~#8

自転車で往復30~40キロは走るジャーニーが日常

最新のゲーム機を手にしたものの、ゲームソフトが好きなように買ってもらえるわけではない。小遣いをやりくりして欲しいものを手に入れなくてはならないわけだが、そんなに自由にできるお金もない。予算内で手に入れるためには安く買う必要がある。

そう、中古だ。

とは言え、そう都合良く中古ショップが身近にあるわけでも無く、中古品は一点ものなので、欲しいものとお値段が一致することは少ない。

そこで、中古ソフト探しの旅である。
数を稼ぎ安く買えるチャンスを増やすしかないのだ。

中学にもなると自転車通学となるので、自然と自転車での行動範囲も脚力も身につくようになる。なにせ学校に行くのに二山超えるぐらいの苦労が必要なのだ。
当然行動範囲も広がる。

次はもう少し先まで行ってみよう
距離でいうと15-6キロ先の場所だが、途中に色々と寄り道しているので、往復で40キロは走っているのではないかと思う。

主な目的地は、中古ショップだが、その他には、電器屋さん、スーパー、ディスカウントストア、ホームセンターなどにも立ち寄った。

それを、3-4人の仲間たちとともにぞろぞろと自転車で走っていくのだ
安いものが大好きなやたら主婦力?の高い友人がいて、彼は29円ぐらいの輸入コーラを何本か買っていた。それは自分も移動中に飲むドリンクとして重宝していた。今でも続く笑い話だが、自転車のカゴに無造作に入れておいたコーラが交差点の段差で破裂したのは忘れられない。

他には一貫50円の寿司だったり、マクドナルドのハンバーガーが69円ぐらいだったので、3つも買えば小腹を満たすことができた。良い時代だった。

ゲームサントラも大好き

音楽も大好きなので、中古CDも良く見ていたが、特にBGMとして聴きたかったので、ゲームのサントラばかり探していた。

早々市場規模も大きくないし、安くなるものではなかったが、それでも500円から1,500円ぐらいのを見つけてはちょこちょこ買っていた。

ゲームソフトは、次のゲームを買うための資金としてだいぶ売り払ってしまったが、サントラは一生モンだと思って今でも大事にとってある。

オーディオにも興味を持つように

他にリユースショップで見る中古商品と言えば、当時はオーディオが多かった。音楽が好きならいい音で聴きたいと思うもの。

親のおさがりのオーディオ、ダイアトーンのアンプがあったので、それにいろんなスピーカーをつなげて楽しんでいた。

当時、ホームシアターなんかが流行りだして、5.1ch。後ろにもスピーカーを設置する時代になってきた。
当然対応したAVアンプなど持っていなかったが、とりあえず、スピーカーケーブルを分配させると、2つのスピーカーから同じ音が出ることに気が付き、前にも後ろにも、そして天井付近にもスピーカーを設置して部屋中が音に包まれる空間を作った。

そんな中古スピーカーも自分ひとりでは運べないので、友人の自転車のカゴにいれてもらったりと、お世話になってばかりだった。

自慢の空間ではあったが、前述の通り、友達同士の家がやたらと遠い環境だったので、自慢できる友達も限られていた。同様に、同じようなオーディオ趣味を持った友人がいないわけではないが、自分を上回る変態性を持った人はいなかった。自分が良い刺激となっていればよいが…。

この頃からおしゃれな空間作りも少しずつ意識するようになってきた。がその話はまた今度。

欲しいと思って買えたソフトは数えるほどしかない。

こう振り返ってみると、ほしいと思って買ったソフトって数えるほどしかない。

  • ストリートファイターゼロ2

  • ファイナルファンタジー7

  • かなでーる2

  • かまいたちの夜

  • サウンドノベルツクール2

思わぬことで手に入れたソフトで面白かったのが、

  • ブシドーブレード弐

  • 信長秘録 下天の夢

サターンだったら、

  • X-MEN VS  ストリートファイター

ぐらいかな。

信長秘録 下天の夢はとても面白いゲームで、今でもまたやってみたいと思うゲームである。

学校では次世代機をたくさん持っている金持ちゲーマーと思われていたフシもあるが、実際のところはひもじいものである。ゲーム雑誌は良く読んでたので知識はあった。

自転車旅ところで、

今はめっきり、自転車でジャーニーする小中学生は見なくなった。子どもが減ったということと、そんな危険なことをやらせる親が減ったのかもしれない。子どもをの移動に車を出す。みたいな。
その代わり、どこかの国からやってきた方々(大人)が実に楽しそうに自転車ジャーニーをしている。良くハードオフやら中古ショップでも彼らを見かける。

時代は変わったなぁ。


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