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現実は

転職を考えているところが
のちに正社員になれる可能性はあるそうだが、
まずは契約社員での募集で、
正社員になれない可能性のほうが大きい。
(「正社員になった人もいます」っていう
 言い方やったので)

募集要項には「20~30万円」となっていた
えらいざっくりとした提示を面接で確認すると
「下限くらいからスタート」と言ってたので
今より収入が下がることは確実な状況にある。

私は、上の二人が小さい頃、
祖父母の家で同居し、介護もしていて
外には働きにはいけなかったので
在宅で作文とか小論文の添削の仕事をしていた。
当時は、複数の業者を掛け持ちしていたけど
今も一社だけゆるっと続けているので
副業の量を増やせば収入をあげることは可能。

で、添削の仕事のほうが自分は
気楽かつ効率的にできるので
むしろ好ましいのかもしれない。

でも、副業を除いて考えると、
今の生活の何かを変えないと生活を維持できない。

家賃、食費、インフラ関係は省くことはできず
前回の転職のときに車を手放しているので
もう削るところがない。
食費は、産地とか質とか気にせず
なんでもバリバリ食べる、とかにすれば
今より下げることができるかもしれんが
ちゃんと食べて規則正しい生活をすることで
病気とかせずに生きてられると思っている。
私はもちろんやけど、子ども達も含め
病気になるってお金がかかることなので、
そのリスク回避のためにも必要なお金と
割り切っている。
(ひとり親家庭は医療費かからないとはいえ
 入院レベルまで行くとまた別問題と思う
 まして私が働けなくなると詰む)

今でも、惣菜とかインスタントは買わないし
外食も年に数回レベル。
というわけで食費も削れない。

子ども達にかかるお金も、
息子の野球は、ぼんやり高校時代を過ごすより
お金かけてでもやる価値はあると思うので
いたしかたなし。
末っ子が中学生になったら塾に行くかもしれんが
まあそういうのは必要やと思うんで
出せるような余裕はほしい。

とかいろいろ考えてくと、削るべきは、
お菓子代とたまに行くライブとか観劇とか
彼と会うために使うお金くらい?

彼とは頻繁に会ってるわけではないけど、
それなりに遠距離なので
交通費、宿泊費、食事代、お土産代を考えると
一回会うのに少なくとも5万円はかかるが
今まではそれを高いとは思ってなかった。

最初に会った時は、
彼が宿泊費と食事を出してくれた。
でも、それが当たり前になると
私が会いたくても宿泊費と食事を
負担してもらうことに遠慮して
会いたいって言えなくなるかも、と思ったので
今後は割り勘で、ってお願いをした。
(今にして思えば、そんな頻繁に会えてないから
 そのままでもよかった笑)

で、お互いの中間点で会うときは
それぞれで払うようにしてるけど、
私が彼の住んでるところに行くときは、
交通費と宿泊費を半分出してもらう、
っていうルールになった。

で、これまでは、先のことを考えても
今何かを変えるわけにはいかないのは
お互い分かっているので、
真剣に将来の話をしたことはなかった。
でも、今回、転職で収入が下がって
会いに行く費用も捻出できんくなったら
どうするのか、っていう現実的な問題が
発生してしまったので、追い詰めるようなことは
言いたくはなかったけど、わりと真面目に話した。

J:転職活動してるけど、今より収入はさがるから
  〇〇(彼の住んでる場所)まで歩いて行く
  以外できなくなる
彼:歩いてはこられないだろ
 注 もちろん歩いていくつもりなんてなく  
   現実的に会いに行けなくなるよ、って意味で
   言ってます
J:じゃ、もう会いに行けへんくなるなあ
  そうなったらもう終わり?
彼:いや、こっちからJちゃんの近くまで行くよ
J:実際には忙しいしこっちまでは来れへんやろ?
彼:・・・うーん
J:収入が下がるのはしかたないんやけど
  Mに会えなくなるかもってのだけがネックで
  悩んでる
彼:なんで仕事辞めたいん? なんかあった?
J:まあいろいろ
彼:そうか、俺も仕事辞めたいよ
J:じゃ辞めてふたりでどっか行こうか
彼:辞められないよ
J:そりゃそうやね
  先のこと考えんようにしてたけどもう終わり?
彼:いや、そんなことはないけど

ってな感じで、それは困った程度の話しかできず。
今後のことは、会って話したいんやけど、
改めて確認しても、2週間後の大イベントが
終わらなことには、なんの約束もできないそうだ。

私のほうは、採用されれば10月からの勤務で
9月7日までに今回の面接の結果を連絡します
と言われている。

彼と私は、お互いの生活は全く別なのが
前提の関係なので、彼に会えなくなるかも
を理由に転職をためらうのは
理にかなっていないな、とは思う。

でも、これを機に彼との今後についても
なんらかの約束をしたかったのかなあ。
彼が私のことをちゃんと好きでいてくれるのは
分かっているので、今まではとくになんも
言わんかったんやけど、
この先もずっと関係が続いていくつもりでいる、
って彼に言わせたかったのかもしれん。
彼の夫婦関係についても、
特に知りたくもなかったんやけど
「話をするのは、子どもを介して」
「お互いのことはもう何の感情もない」
っていう、話の流れでちらっと出たことを信じて、
良くないに違いないと思いたかっただけかも。

でも仕事を辞められない理由は、
職場での立場上のこともあるけど
家族を養わないといけないってのが
いちばんみたいで。
彼の奥さんは、専業主婦で、
今さら働きにもいけないって言うんやけど
そんなことはないはず。
私みたく苦労はするやろうけど。
大学のときの同級生らしく、
自分より優秀だって彼も認めている
技術系の頭のよい女性っぽい。

でもそういうのを抜きにしても、
自分の人生の決断に彼をかかわらせるというか
彼を理由にしてしまうのはやっぱり間違ってる。
収入が下がって、会えなくなって、
結果的にそれで別れることになっても
それはそれでしかたない、と腹をくくるべき。
って今書きながら決めた。

まあそういうことやし、
決めたら後悔してもがんばるしかない。

そのためには、まず採用されることやけど笑

でも、これまでは考えないようにしてた
彼との今後について自分なりに答えは出せたので、
(今後またかわるかもしれんにしても)
まあよかったということにしておこう。






  






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