見出し画像

EXとの遭遇

先日、帰りの電車で元配偶者に遭遇した。
離婚後は、元配偶者はもともと住んでいた
一軒家にひとりで住んでいる。
私たちは、そこから徒歩3分ほどの
古い賃貸マンションに住んでいる。

離婚の際、まだ小学校1年生だった末っ子が
絶対転校はいや、と言い張って
いったん私は隣の小学校区域に新居を借りていたが
結局町内に再引っ越しをしたという経緯がある。
こんだけ近くに住んでたら
顔をあわせるのはしかたがないこと、
と割り切ってはいるが、できれば会いたくない。

でも会ってしまったら、
無視するのもおとなげないし、
なんらかの会話はする。

元気? くらいのほんとうにただの挨拶。

ただ、この人、酒量とタバコの本数がやばいので
白髪とか、肌の張りとかが年齢よりも
ずっと年上に見えて、
見るたびにどんどん老け込んで
まじで不健康そう。
その筋合いはないとはいえ、心配にはなる。

結婚してたときから、会社さぼり癖はあったけど、
ひとり身になってから、ますますその傾向が
強くなっているらしい。

数か月前に、元ご近所さんからLINEが来て、
「Jさんに連絡していいのかどうか迷ったんやけど
 〇〇さん、会社を3日無断欠勤しているそうで
 会社から同僚の方が様子を見にこられてました。
 携帯鳴らしても呼び鈴おしても
 反応ないってことでうちにこられました。」
って言う内容やった。

私はその人とはLINE繋がってなかったのに
わざわざ私と一緒にPTAの役員をしている
お友達に連絡先を聞いてまで連絡くれた。
これ、もしかしたら死んでる!?ってことで
連絡してきてくれたような気がするので、
ごめんね、見に行ってみるね、って返事をした。
私は元配偶者との付き合いはしないつもりやけど、
子どもたちは、親子なので、
いちおう次女が夫の家の鍵を預かっている。

私は仕事中やったので、悪いけど見に行って、
って次女に頼んだら、末っ子と一緒に行ってくれて
結局家にいた、生きてた、ってことで
会社休むときは、ちゃんと連絡してくれ、
っていちおうそれは終わったんやけど。
でも、万が一死んでたら、子ども達には
すごいトラウマやし、安易に頼んだ私は
めちゃくちゃアホやなあと反省した出来事やった。

しかし、雑草伸び放題、停めてある車も汚い、
なんとなくいやーな雰囲気が漂い
家の外観からも十分にちゃんとした生活を
送ってないのが分かる。
周りが小綺麗な家ばかりなので
このあたりの景観を台無しにしてる。
ご近所さんが良い方ばかりで
(私が住んてた時にきちんと付合いしてた
 おかげもあると思うが)
こんなふうに心配してくれているが、
出てけ運動が起こっても不思議ではないよ。

で、後日、私は菓子折りを持って、
元ご近所さんにお詫びに行き、
今後怪しいことがあれば
交番に通報してほしい、とお願いしてきた。

そしてまた今月に入ってから、
別のご近所さんから、同じような連絡があった。
お隣さんで、子ども達の年齢も近く、
親子ともども仲良くしてたこともあり、
電話かけてきてくれて、
「だんなさん、連絡とれないって
 会社の人、来てはったよ。
 大丈夫なん?」

げげげ、またかよ・・・

この時も私は仕事中やったけど、
今回は自分で見に行くべき、と思って
仕事帰りによってみたら、
やっぱり鍵がかかっている。

でも異臭がするわけでもないし、
まあ大丈夫なのではと思ったら、
案の定生きていた。
しかも、電気は消してるけど
ふつうに起きてるし。

って、こんなことに慣れてしまうのも
なんやねん。

ちゃんと病院に行ってくれ、
休むときはきちんと連絡してくれ、
ってわざわざそんなことを言い、
そしてご近所に菓子折りを持って
お詫びをしに行く羽目になる。
もちろん菓子折り代は私負担
←わざわざいうところがせこい笑


離婚したとて全くかかわらずに生きて
いくのは不可能なのか、と子ども達と話してたら、
「北海道くらいまで引っ越せば
 さすがに解放されるんちゃう?」
って言われた。
ま、たしかに。

でも、そんな親でも子どもたちにとっては父親。
あんたたちは、一生逃れられんよなあ、
ほんまごめんやで、としか言えない母親でした。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?