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休職日記7「胸キュンてなに?」
絶賛休職中!
みなさんに質問があります。
最近、胸キュンしてますか?
ていうか、胸キュンて何ですか?
それは美味しいですか?笑
話が長くなるので事情はさておき、短編の脚本を書くことになりました。(そして書き終わってます)
書くことになった…というと「オファーでもあったのか!?」みたいに大そうな事に聞こえますが、頼まれたわけではなくて脚本を書くことに興味があったので、自ら手を挙げたんです。
「はい、書いてみたいです!」って、自分で確かに言いました。
そしたらね…?
「恋愛もの書けますか?」って聞かれまして…。
書けるも何も、ゼロベースですから「わかりません」て答えました。
そしたら「胸キュンするベタな5分くらいの恋愛ストーリーを3本くらい、いけますか?」って言われたんですね。
恋愛ストーリー…?恋愛ドラマ…?そういう類いのモノにわたくし全く興味無いんです。私が捻くれ者だからでしょうか…スタイルが良くて綺麗な顔同士の人達が繰り広げるラブストーリーなんて全く共感ができません。(リアルな恋愛話の方が人間臭くて面白い)
ただ恋愛ドラマには興味が無くても、脚本を書くことには興味があるんです。
だから書いてみることにしました。
「やってみないとわからないので、とりあえず書いてみます」と言ったものの、胸キュン恋愛ストーリーって……どうしよう?と困りました。
上記でも言った通り、恋愛小説とか恋愛ドラマとか恋愛映画とか興味が無いので、ほぼ読まないしみないですもん。
私が最後に見た恋愛ドラマはロンバケ…知ってます?ロングバケーションです。山口智子さんが大好きなんです。
私自身の恋愛にも胸キュンな可愛いエピソードは見当たりません。
胸キュン、未知です。
しかも、5分の短編を3本。
胸キュンを3本、3胸キュンです。
更に脚本として5分で起承転結させる必要があります。果たして、書けるのか?
ちなみに、話を作ること自体は好きです。
物心つく頃から本ばかり読んで空想してるような子供でした。
小学生の時は友達と交換日記のように1日交代で物語を創作をしてました。自分が書いたストーリーの続きを友達が書いて、またその続きを自分が書くんです。
そうやってストーリーが展開していくんですが、自分達でもその物語がどうなるのか分からないところが面白くて、夢中になっていました。
あと、物質的なものでもストーリーがあるのものが好きです。
ただ機能的とか、ただ見てくれが綺麗とか、ただ美味しいとか、そういうものより背景にあるストーリーが気になりますし、ストーリーがきちんとあるものを選びたくなります。
パッと見で凄く素敵に見せていても、上っ面だけ体裁良く見せてるだけで薄っぺらいな…とか直感で分かっちゃうタイプです。かっこよく撮ったインスタの映え写真には騙されません(笑)
だから、物事にストーリーを付け加えていくことで奥行きや深みが出てくる過程も好きで、そういうストーリーを作るのも好きです。
まぁ、そんなこんなで話を戻しまして…恋愛胸キュンの脚本ですよ。
胸キュンなんて、動物や小さい子供にしか感じたことが無い気がします。
恋愛の胸キュン…??
まず、胸キュンをGoogleで調べました(笑)
ざっくり言うと、胸がドキドキ高鳴ることらしいです。
胸が高鳴ることなら私にだってあります。クソ高いワインを開けるときです。
ただそれは恋愛じゃない…。
恋愛で胸キュン…??
よく分からないけれど、なんだか見ていられないような小っ恥ずかしいチープな展開を書いてみればいいのかしら?設定や登場人物もいかにも少女漫画にありそうなやつでいいのだろうか…。(少女漫画読んだことないけど)
恋愛胸キュンに対する私のイメージが雑で酷過ぎますが、兎にも角にも実際書き始めてみました。
そしたら、スルスルとあっという間に2時間かからない位で1本完成してしまったんです。(noteより楽勝でしたw)
あとの2本も設定と大まかな流れは直ぐに思いつき、2本目もすんなり出来上がりました。
出来が良いか悪いかは別として、予想を遥かに超えて早く仕上がりました。
なかなかの小っ恥ずかしい、ベタな内容です。
これで胸キュンすんの?ていうくらい、自分では良いか悪いかよくわかりません。
でも書いてる時は「うわー、おえー恥ずかしい、ダサい」と言いながら何故かずっとニヤニヤしてました。
そしてそれを恥ずかしげもなく、サクッと依頼主に送りました。
普段だったら、何度も読み直しておかしなところが無いかチェックします。この内容で送ったとして、相手がどう思うかを気にして中々直ぐに送れずに、「やっぱり出来ませんでした、ごめんなさい」と辞退することもあります。
だけど今回は何も気にならず速攻で送れました。そうしたら「早いし内容もちゃんとしてるし、才能すごい!」と、とても驚いていただきました。
もちろん嬉しかったです。
でも、「本当ですか?内容ちゃんと読みました?」って何回も聞きました(笑)
映像にするので、おそらくカット割も書く事になりそうです。
とまあ、やってみたかった「脚本を書く」ということが、あっさりできたわけですが、私気づいたんですよ。
普段腰の重〜い私が、なんでこんなにサクッとスルスル書けたのか。
気になりません?
別にならないか(笑)
ま、みなさんが気にならなくても、書くんですけどね。(暇なんで)
なんていうことはありません。
幸いなことに、私が恋愛とか胸キュンというテーマに全く興味が無かったから簡単に書けたのです。
そして幸いなことに、脚本を書くことには興味があってやりたいことだったのです。
興味が無いことって、こだわりがありません。
興味が無いので何がいいのか悪いのかもよくわかりません。
だから、いろいろこねくり回さずに「こんなもんかな」で、良い具合に肩の力を抜いて取り組むことができました。
ほぼ頑張ってません。
私がちょっとだけ頑張ったことは最初に「やってみたい」と自分から言ったことくらいでしょうか。
そして改めて思い知らされました。
いかに普段の私が完璧主義を拗らせているのか。
だいたい完璧主義の人は腰が重いです。
自分の得意分野ばかりに逃げようとします。
得意分野は失敗しないとわかっているので、プライドが保たれるからです。
思い当たる人はお仲間(笑)
もちろん得意分野をやることは良いことで、それだけで充分なのですが、完璧主義の人ほど理想が高いので今よりもっと高みを望むんですよね。
そして、自分が望む世界に行くにはチャレンジングなことや苦手なことも多少必要になってきます。
そこで、失敗することや恥をかくことを自分に許さない完璧主義人はそうならないように周到に準備しようとします。
なんなら一生準備して終わる…。
もしくは、準備が面倒になり失敗もしたくないので何もやらない。
正に我哉…(笑)
だから今回の胸キュン恋愛ストーリーの脚本は私にはちょうどよかったのです。
仮にダメ出しされても何とも思わないくらい門外漢だったので、カッコつける意味もプライドもへったくりもなかったのです。
不完全な状態を出していくからこそ、完成に近づいていくんだと思います。そして不完全な状態は悪いことでは無いんですよね。
頭ではわかっていても、完璧主義人はなかなかそれができないものです。そんな時、今回私が経験したやり方は超おススメだなぁと思いました。
やりたいことを興味の無い分野でやってみると、案外すんなりできちゃうかもしれません。
興味が無いことをハナから毛嫌いせずに、やってみるのは力を抜いてチャレンジする訓練になる気がします。
一回チャレンジすると、二回目はもっとチャレンジしやすくなっているし、本当に興味のある分野をやってみよう!という自信になりますしね。
昨今、やりたくないことや自分にフィットしないことをやめていこう…という考えが広まりつつあり、正にその通りだと思うのですが、面倒に感じることや失敗から逃げる口実にすり替えちゃいかんよね…としみじみ思ったわけです。
完璧主義な人ほど一発逆転を狙いがちですが、やはりコツコツとチャレンジと失敗とブラッシュアップの繰り返しを重ねることに勝るものは無いのかもしれません。
自分のことなので、あいたた…です(笑)
あー、どんな内容の脚本を書いたか?
そりゃもう超超胸キュンな話ですよ(笑)
3本中1本は高校生が主役でして、書きながら自分の高校時代を思い出しました。
女子校だったのですが…、いや、長くなるのでやめときます。
みなさんの胸キュン話もぜひ教えてほしいです。
ではまた。