
怒ったお客様でスルー力を磨く
カスタマーサポートは、スルー力を磨ける仕事です。
スルー力とは、間に受けないスキルとも言えます。
それができるとどうなのかって言えば、普段の生活でもスルー力を発揮することができます。
言ってみれば、クジラ力とも言えます。
ざっぷーんと大量の水を飲み込んで、いらないものはエラ?から吐き出します。
あれもいらない、これもいらないって、また大量に捨てます。
欲しいもの、美味しい小魚とか、必要なものだけ自分のなかに取りいれます。
ベテランさんは、これがとても上手で、
いらない情報(クソな感情怒りとか)
はスルーするのがとても上手。
無視するというか、聞いてはいます。共感しないスキル、相手の感情に飲まれないスキルです。
必要な情報だけピックアップして、それに応えていきます。
これができるようになると、いろんな仕事がやりやすくなるはずです。
ビジネスの改善のタネもクレームにはたくさん隠れていますし、ひとがやりたがらない仕事だからこそ、できるとかなり重宝されます。
怒っているお客様は早口だったりしますが、最初からゆっくりなペースでこちらが話すと、なんだこいつ、ゆっくりしゃべりやがって、と反感を買います。
ペーシングと言いますが、最初は相手にあわせて早口で話してあげる。
すこしづつゆっくりに持っていくと、気づかれずに相手も落ち着いてきます。
人間を学べる興味深い仕事です。
普段の生活で、どうスルー力を磨けるのか、と言えば、
いちいちひとの(特に身近な家族)言ったことに過剰反応しない
ことができます。
これは強いです。
自分軸を強化して、自分にフォーカスできるようになります。