![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90638985/rectangle_large_type_2_cf11297b3a1b3ec00f54011b72b35ccf.jpg?width=1200)
教育のかたち~サンゴ礁ラボの願い
今日は虎ノ門にあるサンゴのベンチャー企業が開催している「サンゴ礁ラボ」に行ってきました。
息子のために申し込んだのですが、家族全員で楽しんでいます。
「サンゴ礁ラボ」に希望の光を感じています。
今日は三回目のラボでした。
第一回は「サンゴ礁編」でサンゴ礁についての知識を得ました。
第二回は「生態系編」、海の生態系マップを子供たちが作り上げました。
そして今日は第三回「海のいきもの編」。
バイオテクノロジー。
生き物の能力を引き出して生まれた発明が人間界にはたくさんある。
例えばどこにでもくっついて離れないフジツボ。彼らはくっつく前に汚れを取り去り、水をはじく物質を出して接着しやすいようにしてピタッとくっつく。このしくみを利用して開発されたのが止血剤。帰宅後に調べたら、水気(血液)に弱かった従来の止血剤の問題点をフジツボの能力に着目したMITが解決し、どんな出血も15秒で止血できるようになったそう。
サンゴの能力が使われている大発明は、サンゴの持つ蛍光たんぱく質(紫外線を浴びるとその光を跳ね返す)をガンに塗布し、紫外線を当てることにより、転移した場合も追いかけることができる。などなど。
バイオミミクリー。生き物の見た目や構造をまねること。
有名なものは鮫肌を再現した水着。
他にマグロは体に油分をまとっており、水圧を受け流し速く泳いでいるそう。その構造を船に応用、油を船体に塗ることで船の走るスピードが上がった。などなど。
ラボにある大きな水槽の中にいる魚や生き物たちもいろいろな能力を持っている。子供たちに与えられたミッションは、それらを生かして誘拐されたラボの博士を救出するために、高い壁を上り監視カメラをごまかし、屈強なボディガードと戦い、けがをした博士を建物の外に救い出すこと。
息子も夢中になってそのミッションに取り組み、我こそはと発表していました。私は魚たちの持つ驚きの能力に感動、息子の意欲に幸せを感じました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90639068/picture_pc_f5b838dc5d878df549b7b4079b889d52.jpg?width=1200)
子どもが主役、子どもファースト。
学校は子供たちに押し付け教えたものがどれくらいわかっているかテストで確認、通信簿でABC評価。
サンゴ礁ラボは子供たちに生き物たちの能力を教え、それをどう生かすか考えることを促す。
松永式音読法は子供たちに確かな日本語能力を育ませ、生き抜ける力をつけ、自分に頭にイメージを持てるようにする。
未来を担う子供たち。将来彼らが舵取りをしていくことを考えたら、なにがよくてよくないのかわかってきます。
子どもたちにサンゴをはじめとした海の生き物のことを教え、それらを守ることを子供たちに託そうとしているサンゴ礁ラボの想いに教育のかたちを見ました。
次回が最終回。
息子がどんな未来を描くようになるのかが楽しみです。