寒くなってきて、、、息子と過ごす時間
今日は雨の予報でしたが、雨が降りませんでした。
雨を見越して昨日のお風呂の栓を抜いてしまったので、洗濯は休み。
しばらく行けてなかったコメダ珈琲のモーニングに行きました。
朝コーヒーを飲みながら書く日記帳を持参して記入、毎日必ず30分程度は読むことにしている洋書を読み、帰宅したらこれまた久しく食べていなかった、オートミールを残り物スープに入れ煮込んでお昼ご飯にしました。
家にいて寒さを感じ、そういえば息子がこたつを出してくれと言っていたなと思い、11月の亥の日を調べました。
江戸時代、こたつを出す日をこたつ開きと言い、亥の月亥の日に出されていたそうです。亥の月は旧歴の10月、すなわち現代の11月で、はじめの亥の日に武家階級が、次の亥の日にそ庶民がこたつを出していたとか。なぜ亥の日かというと、亥は陰陽思想では火を弱めるとされる「陰」に分類され五行思想では火を消す「水」にあたるからだそうです。昔の人の習慣はなんて深い意味を持っているのでしょう!インターネットなど便利なものがどんどん現れるいまのほうがどうしても進んでいる、=昔のほうが遅れている、と考えがちですが、古典に書かれていること、そして人々が澄んだ心で願ったり信じた習慣の完璧さ、便利さと引き換えに失ったものではないかとすら思えてきます。
というわけで、息子にはまだこたつを出さないよ、階級のことはよしとして、6日にこたつを出すからねと告げました。
周りでは中学受験がクライマックスに近づきつつあり、友達の話を聞いていると、小学校から帰宅したらすぐに夕飯の弁当を持たせて子供を塾に送り、夜遅く迎えに行き、帰ってきたらすぐお風呂に誘導、就寝させ、朝起こして学校、帰宅後は塾、こんな生活リズムで週末もテストがあるようで非常に忙しそう。対してうちの子は学校から帰ってきたらすぐに遊びはじめ、宿題もないようでめったに鉛筆を握ることはなく、学習塾にも行っていないのでずっと家、私が勝手に予約する英語のオンラインレッスンを25分受け、週に二度テーマ別塾のオンライン授業を受け、、、こんな具合で家から出る習い事は将棋と少年団のバレーボールだけです。
以前は英語の勉強にとち狂っていたので、息子と過ごす時間をおろそかにしがちだったのですが、最近は仕事柄もあり子どもファーストになりつつあり、息子とコミュニケーションをとってげらげら笑うことがとても楽しいです。先日、図書ボランティアの先輩に言われてハッとしました。もうすぐ公立中学校の制服の採寸があるだろう、と。赤ちゃんみたいに思っていたのに、実際はもうすぐ中学生。中学生になったらどんな生活になるんだろう。本格的な反抗期も迎えるでしょうし、一緒にいる時間は減ることが予想されます。
それまでに何ができるのか。
昨日松永暢史友の会で先生の後ろに揺らめいていた暖炉の炎。家の中であんな炎を毎日眺められたらいいなと思い、マンションでもできそうなものを探してみました。健康な体。ミキも来たことだし、家の中では妥協ゼロの食事を用意しよう。そして音読。音の記憶は他の記憶より強いと思います。昔よく聞いた曲を久しぶりに聞いた時の打たれたような衝撃、二人で声を張ってよみがえらせたいにしえの名作はきっと何十年に渡り生き続け、ときどき私たちの記憶の扉を開けてくれるかも。もしそうだったら本当に松永先生には感謝の言葉しかありません。炎もしかり。
それにしても亥の日を意識してのこたつ開きに感動しながら、炎導入を考える矛盾、便利さと引き換えに大切なものを捨てた現代人のなし得ることかしらん。我が家に迎え入れる日がくるとしたら、亥の日を選ぼうと思います。
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