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子どもを主役に~コンプレックスを持たせない

小6男子のお子さんがいる人とたまたま連続して知り合いました。いずれも音読関係でです。

1人目のかたの子はリアルで会ったことはありませんが、音読とサイコロ暗算をやっている子で写真を見ました。うちの子と共通点を感じる風貌で親近感がありました。
2人目のかたの子Kくんは今日の体験会にお母さんに連れられてきました。

Kくんは体験会に参加するのは気恥ずかしいようで、部屋の端っこの席にひとり座りました。
初めの自己紹介を済ませてから早速体験に入りました。母音と子音の発声の仕方をお伝えして、実際に声を出してもらいます。

遠くの席にKくんがいるので、どこからも私が見えるように、立って説明してやって見せました。参加者の人が後から声を出している時ふとそちらに目をやると、Kくんは目深に被っていたキャップのつばをぐるりと後ろに回して視界を広げてこちらを見て、マスクの下で顔の筋肉が動いているのが見えました。

わあ嬉しい、声は他に紛れてしまうのか聞こえないけど、やってくれてる〜。私はますます張り切り声を出しました。参加者の方によって声の出し方は違い、時には小さい声で進むこともありますが、今日の方々はしっかり大きな声を出し、カタカムナ発声を終えた頃は皆何とも言えない満足感に包まれ、Kくんもそう感じているように見えました。

その後、サイコロ暗算の体験に入りました。
Kくんは促されるままにこちらの席に来て、言われるがままに1〜10と記されているサイコロを2つ振ってかけ算を始めました。もう帽子は脱いでいました。ウォーミングアップが終わったところでひとつのサイコロを20面体に変えて2桁×1桁のかけ算に移りました。エアー又は脳内筆算で、比較的早く答えをだす彼に、簡単に答えを出せる計算の仕方を教えました。

「今頭の中で筆算したでしょ、でも筆算ならばやっぱり紙と鉛筆だよね、ない時はこうやるとやりやすいよ」

ここで「ほぉ!」感心するのは本人ではなくお母さん、これもいつものこと、繰り返し伝えてると本人に浸透していくことも経験しているので、落ち着いてお母さんの反応を喜びました。

彼は最後まで自分からサイコロを振り、計算に挑みました。お母さんもその様子を嬉しそうにみています。

終わったら「お母さんやってよ」とKくん、お母さん「いやいやいやできない」のやりとり。お!しめしめ。小6くらいだとサイコロ暗算でお母さんの上をいくことができます。算数が得意じゃないと言っていたけど、ちょっといい気分になれたかな。
「腹減った」
と一言。緊張していたのかもしれません。


「子供にコンプレックスを持たせてはいけない」

わかっちゃいるけど〜の声もよぉくわかるし自分も戒めなくてはならないのですが、子どもをやる気にさせる方が断然結果がいいのは明らか。

日々息子に対峙して、よい日もあれば悪い日もあり、悩み腹が立つことも多々、息子にぶつけることもありますが、どの家庭も同じ。
いつも主役は子どもであるべきそれも同じ。それだけでも必死に守ったら何か見えるかもしれません。

どんな子でもできる音読とサイコロ暗算、こんなお助けアイテムを広めなくてどうするのでしょう。

私は貪欲ではなかったのかもしれない、子供たちに得意な気分になってもらうため、できるだけ多くの子供達に関わっていきたい!ワクワク発動!

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