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自分の「好きなこと」が分からない本当の理由
「毎日がつまらない」
「やりたいことがない」
このような悩みを誰かに相談した時、ほとんどの場合
「好きなことをしたらいいよ」
「とりあえずやってみたらいい」
というアドバイスが返ってくると思います。
そう言われて、
「たしかにそうだな。とりあえずやってみよう」
と思える人はいいのですが、そもそも
「自分の好きなこと、やりたいことが分からない」
という人はアドバイスをもらったとしても前に進めません。
私も過去に「自分の好きなことが分からない」時期がありました。
そういう人は、誰かの好きなものを選んできた経験がとても多いのではないかと思うのです。
自分より他の誰かを優先してきた結果
誰かの好きなものや誰かが喜ぶことを優先してきた人は、「自分の好きなものや自分が喜ぶこと」が一体何なのか分からなくなってしまいます。
幼少期のことを思い出してみてください。
親が好きなものや親がして欲しいことを選んで親に喜んでもらえた経験
自分が好きなものや自分がしたいことを親に否定された経験
これらはどのくらいありますか?
相手が好きなものを優先した方がいい結果に繋がった経験は、「相手を優先する方が正しい」と子供心に刷り込まれます。
また、自分が好きなものを否定された経験は、自分の「好き」という感情そのものを抑制してしまうことがあります。
幼少期に「自分が我慢して相手を優先すれば状況が良くなる」と刷り込まれると、大人になった時に自分が好きなものが分からなくなるのです。
さらに言うと、幼少期の経験だけがトリガーになるわけではありません。
私の場合、大人になって自分の好きな食べ物が分からなくなったことがあります。
よく考えると、それは子供が生まれてから10年以上、自分の食べたいものより子供が食べたいもの、栄養バランスや節約などを優先してきたことが原因でした。
それが引き金となって、好きだった料理が嫌いになったり献立を考えることがストレスになるなど、様々な悪い結果を生んでいたことにも気がつきました。
はっきりと言えることは、自分より他の誰かを優先してきた経験が多ければ多いほど、自分の好きなことが分からなくなるということです。
好きなことをする自分に許可を出していく
自分の好きなことが分からない人は、少しずつ好きなことやしたいことをする自分に許可を出していくことが大切です。
大人になったあなたは誰の許可も必要なく、自分の判断で自分の人生を歩んでいいのです。
自分の気持ちが分かるまで、自分の気持ちに寄り添ってあげてください。
もう一つ大切なことは、好きなことが分からない自分を否定しないこと。
自分の好きなことが分からない人は、相手のことをよく観察して、相手を理解し、相手を尊重することができる優しい人です。そんな自分を大事にしてほしい。
私も今は自分の気持ちに正直に生きられるようになりました。
相手の気持ちも尊重するけれど、自分の気持ちにも正直に生きる。
どちらか一方ではなく、どちらも同じぐらい大事にする。
そういう心持ちでいると、少しずつ自分の好きなことややりたいことが見つかるはずです。
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