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変わらないことはいけないことか

「現状維持は衰退」
その言葉の重みはフリーランスになってとくに感じるようになった。
言葉の通り、現状のまま何も変化しなければ成長していく者にどんどん追い抜かれていくだろう。

だけど、主婦であり母親でもある私は、現状維持がどれだけ大変なことかもよく知っている。

各部屋のゴミを集めて捨てること。
掃除機をかけること。水周りの掃除。
洗濯して干して畳んで元の位置に戻すこと。
日用品のストックを買いに行き詰め替えること。
毎日朝昼晩、家族分の食事を作ること。
洗った食器を片付けること。
子供の宿題、お便りチェック。
家族の体調管理。
学校への連絡。習い事への連絡。
病院に連れていくこと。お薬の管理。
銀行や市役所関係の手続き。

あげてもあげてもキリがない「名もなき家事」は
それを100%こなしたって目に見える変化はない。
マイナスから0に戻す作業を毎日毎日やっているだけ。

でもそれってすごいことではないだろうか?
収入や待遇が変わるわけでもないのに
現状維持を何年も何十年もやり続けるのだから。
しかもその原動力は「家族への無償の愛」である。

そもそも現状維持に満足せず、変化を求めチャレンジしていける人は、必ずその人を下支えしてくれている家族がいるはずだ。
家族が地盤を固めてくれているからこそ、上に上に登っていけるものだと思う。

ということはつまり、
現状維持こそ一番大切なこと。
「変わらないといけない」って焦る前に、当たり前の日常に感謝したい。
それは誰かのおかげで成り立っているのだから。


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junko|整う暮らし
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