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鉢植えで楽しむサクラ

 最近、サクラの盆栽が大人気ですね。

 盆栽というとハードルが高い気もしますが、鉢植えと考えればそこまで難しく考える必要もありません。

 鉢植えにすることによって様々なメリットがあるので、是非、挑戦してくださいね。

鉢植えのサクラのメリット

 鉢植えにすることのメリットはいろいろありますが、開花時に室内や玄関先などに飾れるのが一番のメリットでしょう。

 盆栽用の品種なら床の間にも置けますし、普通の品種でも大鉢で適切に剪定すれば1mくらいの高さに抑えられます。

 鉢植えにすると果樹の実がなりやすいと聞いたことがあると思いますが、サクラも鉢植えの方が花付きは良くなります。根が回ったくらいの方が花数が多くなります。

 それと、庭植えにするとどうしても土壌や周囲の植物から病害虫や病気をもらいやすくなります。サクラは意外に病害虫が多いので、鉢植えにすると消毒もしやすくなり、病害虫がほとんど出なくなります。

 鉢なので季節によって一番良い場所に動かせるのもメリットです。普段は日当たりのよい場所に置いて、真夏は風通しのよい涼しい場所に、真冬は北風が直接当たらない場所に置き換えるといいでしょう。

鉢植えで楽しむサクラの品種

 普通に大きくなるサクラの品種を適切に剪定することもできますが、盆栽用の小型の品種を使うと管理が楽になります。

 マメザクラや十月桜、冬桜などは苗を5号鉢に植え付けることも可能です。

鉢植えのサクラの注意点

 まず日によく当てることと、水切れさせないことが一番大事な点です。日光や水が足りないと生育が悪くなり花付きも当然、悪くなります。

 「桜切るバカ、梅切らぬバカ」ということわざがありますが、じつはサクラも剪定できます。ただし切り口には必ず殺菌剤入りの癒合剤を塗ってください。切り口を放置するとそこから病原菌が侵入して病気になってしまします。

 サクラの剪定の適期は、落葉後の11月です。通常の剪定は伸びすぎた部分を切って、樹形を整える程度にとどめておきましょう。

 樹形を大きく作り直すときは、剪定後にひとまわり大きな鉢に植え替えて養生させましょう。樹形が整ってきたところで、元の鉢に植えなおすのがおすすめですね。


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