クチナシを見直そう
梅雨に入って蒸し暑い日が続くようになってきました。
この時期に夕食後に庭に出ると漂ってくる上品な良い香りを出しているのがクチナシですね。
ただ白く、どちらかというと地味な花なので忘れられていることも多いのがクチナシですね。
古くから和風のお庭には必ずあるクチナシですが、ここではクチナシの使い方について解説します。
生け垣に使おう
たまに見かけますが、クチナシを生け垣に使うのは良い方法です。
クチナシは常緑なので十分に生け垣に使えます。
生け垣全体から香りが立つので、道を歩く人にも喜ばれますよ。
特にコクチナシは葉の色が明るいので生け垣に合います。
コクチナシはうまく剪定すると樹高を50㎝くらいにできるので、塀の上に生け垣にするのにも向いていますね。
ただし、コクチナシは生育旺盛なので、植え付け時は株間を50㎝くらいあけてください。
またクチナシは寒さには弱いので、東北以北では生け垣に使うのは無理でしょう。
関東以南でも北西の季節風が直接当たる場所は避けましょう。
グランドカバーに使おう
生け垣ほどではないけれどお庭のコーナーなど、少し緑がほしい場所にコクチナシを植える手もあります。
この場合は庭植えでなくても鉢植えを置くことにすれば寒地でも利用可能です。
真冬には北風が当たらず鉢土が凍らないような室内に取り込んであげましょう。
ホワイトガーデンに使おう
お庭の一角を梅雨時に白い花が咲くホワイトガーデンにするのはどうでしょうか?
クチナシのほか、白ユリ、アジサイのアナベル、白花のクレマチス、斑入りのギボウシ、バイカウツギやヤマボウシなどを植えてあげてください。
白バラやユウガオ、白花のフロックスなども使えるでしょう。