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原種系クリスマスローズ

 クリスマスローズの原種にはニゲルのほかにリヴィダス、フェチダス、アーグチフォリウス、チベタヌス、ヴェシカリウスがあります。

 ここで取り上げる原種系クリスマスローズとは、原種そのものではなく、ニゲルや原種間の交配種を言います。

 ガーデニングセンターなどでよく見かけるガーデンクリスマスローズは育てやすくなっていますが、原種はやはり育てにくいものが多いです。それらの原種を交配することによってニゲルと同じくらいに育てやすくしたものとも言えます。

 ニゲルの血が濃いものは花色が変化するものが多く、有茎種の血が濃いものにはカラーリーフが楽しめるものもあります。

 豪華な八重咲きのガーデンハイブリッドに飽きたら素朴な原種系クリスマスローズに挑戦してみませんか?

原種系クリスマスローズの育て方

 クリスマスローズの原種の多くはやや育てにくいものが多いですが、ニゲルなどとの種間雑種にすることによって、ニゲル並みに育てやすくなりました。

 庭植えの場合は夏に落葉樹の陰になる風通しの良い場所に植え付けてください。鉢植えの場合は秋から春までは日当たりに、6月から9月の中旬魔では風通しの良い日陰に置きます。

 鉢の水やりは秋から春は鉢土が乾いたらしっかりと、夏場は控えめにします。

 肥料は庭植えの場合は秋に1回有機質肥料をあげます。鉢植えの場合は10月から5月まで固形の有機質肥料や緩効性の化成肥料を置くといいでしょう。

 山野草なみの暑さ対策が必要になる品種もありますし、寒さに弱い品種もあるので、それぞれの品種の特性を事前によく調べておきましょう。特に夏場に多湿にすると根腐れするので注意してください。

 また、茎が立ち上がる種類は花が終わってきたら、株元から数m上で切り戻してください。

 病害虫は少ないですが、アブラムシやハマキムシには注意してください。



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