ジャムもできる古典的な紅葉植物
古典的な紅葉植物として知られているナツハゼですが、実はブルーベリーの仲間です。果実は小さく生食には向きませんが、房状に実がなるのでジャムや果実酒にできます。
もちろん紅葉も見事ですよね。日本の広い範囲に自生している植物なので、暑さ寒さに強く育てやすいのもいいですよね。
和風、洋風どちらのお庭にも1本ほしい植物です。
ナツハゼの育て方
ナツハゼは3月が10月上旬に植え付けるのがいいでしょう。
自生地は林縁部で傾斜地を好みます。ほかのツツジの仲間と同じく根が浅いので乾きすぎず、西日が強く当たらない日当たりのよい場所が適しています。
酸性土壌が好きなので腐葉土とピートモスで少し土壌改良してください。
あまり深植えにはしないで、株元は腐葉土などで乾かないようにしっかりマルティングしてください。
真夏などで乾きすぎる場合はしっかり水やりします。肥料は固形の油かずを寒肥として施します。 新梢が伸びだしたら緩効性の固形肥料を置き肥しますが、真夏には取り除いてください。
剪定は冬の落葉中に行います。小苗のうちは枝先だけを少し切るだけにし、実を付けるようになったら内向きの枝や枯れ枝を切り、適当な高さで芯止めします。剪定した枝には翌年花が咲かないので注意してください。
挿し木もできますが発根率は低いです。
熟した実から細かな種をとって種まきすることもできます。種子は非常に小さいので実から洗う時にはなくさにように注意してください。乾燥させて封筒などに入れ冷蔵庫の野菜室で春まで保存します。
3月から4月にかけて覆土せずにピートバンなどに種まきします。日陰で乾かさないように管理すれば発芽してきます。
宜間引きながら苗が大きくなってきたらポリポットなどに植え替えてください。
ナツハゼは害虫はほとんどありません。