クロッカス品種案内
早春に花壇などで可憐な花を咲かせるクロッカスも様々な品種が開発されてきました。
ここでは寒咲き、春咲き、秋咲きの3つの区分に分けて人気の品種をご紹介しましょう。
寒咲きクロッカス
1月下旬から3月にかけて咲くクロッカスを寒咲きクロッカスまたは早春咲きクロッカスといいます。
寒い時期に咲くので花を長く楽しめるという長所があります。寒咲きクロッカスには原種の雰囲気を留めた可憐な花が多いのも魅力ですね。
ただし高温多湿に弱いものが多いので球根が腐る前に早めに掘り上げて涼しいところで保存してください。
小さめの黄色の花を一斉に咲かせるゴールデンパンチや白花のアードシェンク、大きくきれいな薄紫の花を咲かせるファイヤーフライ、蕾が青く咲くと花びらの内側が白い美しい花のブルーパールなどの品種があります。
春咲きクロッカス
春咲きクロッカスはおもにオランダで品種改良されたのでダッチクロッカスとも呼ばれます。
大輪で3月から4月にかけて一斉に咲きます。球根も大きな品種が多いので、水耕栽培にも適した品種群です。
黄色のゴールデンイエロー、内側の花びらが白地に青紫の縦じまが入るビックウィック、丈夫で育てやすいリメンブランス、白花のジャンヌダルクなどが有名ですね。
秋咲きクロッカス
海外では秋咲きの品種も多く出回っていますが、日本ではほとんど出回っていません。
日本で唯一流通している秋咲きクロッカスはサフランです。サフランはめしべが香料や染料に使われるので有名ですが、きれいな紫色の花を咲かせる丈夫で育てやすいクロッカスです。