種から育てる豆鉢
住宅事情から日本では植物でもペットでも小ぶりのものが好まれます。
そのひとつの究極のものが豆盆栽です。直径2,3cmの豆鉢を使った盆栽のことです。
これだけ小さいといろいろな種類の盆栽をコレクションしてもスペースを取りません。
この豆鉢はもとは盆栽用でしたが今はミニ観葉やミニサボテン、ミニ多肉植物にも使われています。
これらが豆鉢と呼ばれています。
でも小さい分、豆鉢は意外と面倒な部分もあります。
ここでは初心者向きの種まきするだけの簡単な豆鉢作成法をお伝えします。
本来の豆鉢の作り方
豆鉢は小さい分、難しさがあります。
普通は種まきや挿し木、株分けなどをしたものを小さめの鉢で養生し、形を整えてから豆鉢に植え替えます。
豆鉢に植え付けた後では、樹形を大きく変えようとすると枯れてしまう危険があります。
種まきして作る簡単豆鉢
種まきして作る簡単豆鉢にはマツバボタンやポーチュラカ、ケイトウやハボタンなどの1年草の種を使います。
豆鉢の底にネットを敷き、十分に水分を吸わせた市販の草花用培養土を縁の5mmくらい下まで入れてください。
その上に種をばら撒きし、必要なら覆土します。
日当たりの良い場所に置いて、スプレーなどを使って土が流れないようにしっかり水やりします。
豆鉢は小さいのですごく水切れしやすいです。
旅行などで家をあけるときは自動水やり機は必須ですね。
きれいな花を楽しむわけではないので、間引きは控えめにして、小さな芽がいっぱい出てくる景色を楽しみます。
ハーブ類やレタスなどの野菜の種でやると、豆菜園になって趣味と実用を兼ねることもできます。