フラワーアレンジメントにツノナスを
ツノナスは角が出ているようなおもしろい形の果実を作るナス科の植物です。
果実がキツネの顔にも見えることから欧米ではフォックスフェイスとも呼ばれています。
全草に有毒物質のソラニンが含まれているために果実も食用にはなりませんが、フラワーアレンジメントの材料としてよく利用されていますね。
花の少ない晩秋を彩ることから最近は花壇での利用も増えてきました。
暑さや病気に強い育てやすい植物なので、花壇の一隅で栽培されてはいかがでしょうか。
ツノナスの育て方
ツノナスは熱帯アメリカ原産なので日本では冬越しできないために園芸的には1年草の扱いになります。
種まき適期は3,4月ですが発芽適温は25℃なので屋外では発芽しないので、育苗器などで育てる必要があります。
むしろ初夏に出回る苗を購入する方がやりやすいでしょう。
ツノナスは根腐れしやすいので水はけの良い用土を用意してください。
花壇に植え付ける場合は腐葉土などで土壌改良し、畝のようにまわりよりも土を盛り上げて植えるのがいいでしょう。
大きくなる植物なので株間は50cmあけてください。
梅雨時に1株に3,4枝くらいになるように芽かきをします。
ツノナスは大きくなるので台風なので倒伏しないように必ず支柱をしてください。
8月に小さな実ができたら枝の一番上で芽を切って芯止めします。
これで実に栄養がいきやすくなり、実を観賞するのにも邪魔な枝葉がなくなります。