私の花歴2
大手生花店のち小さなお花屋さんで4~5年、
そして出産を機に花から離れました。
しばらくは初めての子育てに一杯いっぱいで、花に触れるなんて余裕すらありませんでした。
子どもが幼稚園に入園して、少し自分の時間が持てるようになると、
自分の世界が広がって、自宅でクリスマスリースのワークショップをしたり
近所の雑貨屋さんにリースを委託販売していただいたり、そこでPOPUPフラワーショップをやらせていただいたり、できる範囲で活動を再開。子どもが小学校に上がると花業界の派遣会社に登録し、少しずつまた花の仕事に携わっていきました。
さらに欲が出て、働きたかったウェディングフラワーの職場に就職し自分の花のキャリアを広げていきました。
この仕事をしている時が、なんの役目のない、自分が自分でいられる居場所に感じていたように思います。
離婚しました。
花業界は華やかなイメージでしょうが、実はものすごい重労働です。
しかもお給料もよくはありません。
子どもを育てていかなくては・・・と転職を模索。
”かたい”仕事をかんがえたり、WEBデザインを学んだり。
正直でも続けたい、もっとスキルを身につけたい、未練があってそのまま
花の仕事をつづけました。
離婚して実家の東京の奥地に出戻ったのですが、東京の西の果てから都心まで通勤2~3時間、しかも忙しい職場でハードワーク。身が粉になるくらい働きました。仕事自体は楽しかったのですが、知らず知らずのうちに体に負担をかけていたようで、ついに心身ともに疲れ切っていました。
というか、私はとても弱い人間そのもので、特に離婚後仕事に夢中になることで自分を顧みず仕事中毒状態に追い込んでいたのかもしれません。
離婚の理由は置いといて、当時の私は
こんな境遇の私ってかわいそうだし、でも一生懸命バリバリ働いてて、
だれかそんな私をわかって!みたいな(笑)
今思えばなんて心底未熟だったんだろう・・・とても恥ずかしい
自分に自信もなければ、そんな自分が情けなくて嫌いでした。
その自分に気が付いたとき、花にも触れたくなくなってました。
その職場をやめました。この時は花を見るのも嫌だった。
前職でお取引のあったブローカーさんが退職した私にお仕事を紹介して下さり、フリーランスでお花の仕事を再開。
大手小売店でドライフラワーの販売や店舗ディスプレイ、ワークショップ
なども経験。
世田谷区宮坂にアトリエも得て、現在も花の仕事を続けています。