病気って?
日本は1958年(昭和33年)に制定された
「国民健康保険法」のもと
「誰でも」「いつでも」「どこでも」医療を受けられる『国民皆保険制度』があります。
医師の診断のもと
医療が提供されているのですが
医学的に明確に診断できないと
病気ではないのか?というと
医療人類学や医療社会学という学問領域では
病気に対する英語を主に3つで表現しています。
①disease:医学的な診断がされている「疾病」
②illness:自分がどう感じたり受け止めたりしているかという「病い」
③sickness:周囲や社会がそれをどのように見ているかという「病気」
聖路加国際大学 看護情報学 中山教授は
「疾病」「病い」「病気」は、それぞれ身体的、精神的、社会的の3つの側面を重ね合わせながら含んでいるともいえます。これは、そのまま、WHOの健康の定義にある3つと一致しています。これら3つの側面は、人間の健康にとっても病気にとっても、常に欠かすことのできない要素であると思われます。。と述べています。
日本の医療のポイントが、ここに大きく関連していると
わたしは思っています。