お金の使い方は水道の蛇口と一緒
ここぞのときにはダーっと出して、あとはしめとくの。バスタブにお湯をはるときの要領ってこと。溜めるときには全開とまではいかなくても蛇口ひねって勢いよく出すわよね。チャポンと入って、熱ければ適温になるまで冷水をチョロチョロと出す。普段のお金の使い方も、そんな感じがいい。
仕事をしながら今の私は大学生なのだけれど、昨年の暮れ、レポートを書くための参考文献買いに2ヵ月で17万円使ったのですよ。我ながら勢いよく買ったものだと。
普段は、わざわざ買わずとも代用できるもので不要とみなしているし、何度も使えるものは使い倒す主義。ほぼ自炊。
例えば、ジップロック。よく、野菜を入れて母から送ってもらっていたのだけれど、ジップロックは本当に強い。破れないし、ガンガン洗ってもまた使える。これを何度も有効活用せずしてどうするの。
なんともありがたいことに、クライアントさんからも「昨晩作った煮物です」「お漬物です」「ジャムです」と、ジップロックに入って結構いただくのですよ。ご親切に、たいていが漏れないように2重にしてくださるわけ。すると我が家にダブルで増えていく。
洗って使えば、にんじんやピーマンとか玉ねぎとか入れられるし、乾物入れにもナイス。いくつかのふりかけの袋をまとめて入れておけるし、出張にいくときには靴も入れていける。もちろん靴を入れたのは使用後に捨てますよ。本もジップロックに入れてバッグに放り込むと妙にページが折れ曲がらずに守られる。神よ、ジップロックは。
コンビニでお菓子もほとんど買わないし、そんなに私は飲みに行かない。お腹空いたな~と外で思っても部屋に戻れば常備菜とご飯があるからそれでいいかと思えちゃう。800円のケーキにヨダレ垂らしても文庫本が買えると思えばケーキへの思いが吹っ飛ぶわけ。
食材はいいものを買う。普段使いのバッグや財布、そして食器は気に入ったものを購入して長く使う。勉強、学費、書籍代は気持ちよく出す。たまにはぱーっと旅行に行ってリフレッシュ。
お金の使い方は水道の蛇口と同じ。出す時には勢いよく、普段はしめること。すると、結構いい感じで生きていけます。
写真は洗ってストックしてあるジップロック。そして、洗ってはこんなふうに我が家のキッチンに毎日下がってます、の図。
山下純子
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