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雨(詩)

雨の夜

私の身体はチョコレートに溶けていく

甘くて苦い気持ち

屋根に当たる雨音

トントン…トン…トン…

時を少しずつタイムスリップさせる

私の奥に眠っている記憶が目覚める

花のように笑う彼の笑顔

互いを探るような口づけ

温もりが繭のように私を包む

そして私は静かに

満ち足りた気持ちで眠りにつく

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アグア 『短編小説.詩』
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