
鳴子温泉、母娘旅
わたしは今スタバにいる。
いつものように、よしペンはeスポーツの出店者だ。
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先日行った、母との鳴子温泉旅行は素晴らしい旅だった。























母は、だいぶ年を重ねた。もちろん私も。
若かったあの頃の影は薄れて、おだやかなおばあちゃんへとなっていく母。
その影がなんだか寂しくて、悲しくて。
何かある度に「あなたは昔から優秀だった」「おとなしくて賢かった」とか褒めてくる。
子供の頃は、
私を褒めたことなんてなかったのに。

夜、母のイビキを聞きながら
少し泣きそうになる。
「お母さん、たくさん迷惑かけたね。私のこと、勘当しようとしてたこと、知ってるよ。まさか2人で旅行に来るほど仲良くなるなんてあの頃は思いもしなかった。お母さん、私はあなたの娘で辛かったけど、幸せだった」
そんなことを思っていたら、眠気が襲ってきた。
「母と過ごす最後の夜になりませんように……」と願いながら、私は眠りについた。

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