それでも私は、私の道を進むと決めた。
「絵でなんて、食っていけねーよ」
義弟が何気ない会話にそう言った。
私は義弟を睨もうとしたが、やめた。
夫がその場の話題を急に変えた。
義弟はある会社を立ち上げて、すごく儲かっているらしい。
私は昔から、自分の感情を殺すことが得意で、すぐに夫の話に乗った。ははは、と笑い、後で深いため息をついた。
「絵でなんて、食っていけねーよ」
痛いところをつかれた。
その通りなのだ。「義弟くん、本当にその通りだよ!あなたの言っていることは真理だよ、その通りだから……
だから……?
私は自分の好きなことをするって決めたんだ」
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