私はどうしても、幸せを諦めきれなかった
思えば、もがいてばかりの人生だった。
6歳の頃に父が他界し、母子家庭になり、母のためにと夜中の3時くらいまで勉強に励んでいた学生時代。
その頃は何故か痴漢にばかり遭っていた。
人の5倍くらい頑張って勉強していた。
努力するのは当たり前。
それは、すべて「無理してでも働いてくれている、大切な母のため」
私がどんなに辛くても、母が笑ってくれたらそれでいい。
でも、母は笑うどころか、私のことを見下したりしてきた。
つまりは、私のことを「人間」として扱ってくれなかったのだ。
そんな私は、高校生の時に精神を病む。
蟻地獄にいるかのような日々。
2011年の東日本大震災で被災地に住む私の精神状態は更に酷くなっていた。
気が付いた時には、「私」というモノが「精神を病んで入退院を繰り返す引きこもり」になっていた。
そんな私が、2013年に結婚した。
当時は家族も驚いていた。
そして「3日で実家に帰ってくる」と言われていた。
彼との日々は、愛おしく優しい日々。
彼の名は「よしペン」。
私の気分により、彼の呼び名は「よしペン」「よっちゃん」「ペンギン」「おじさん」「お兄さん」「先輩」「オイ!」こんな感じで様々に変化する。
彼から「自分を大切にする大切さ」を教わった。
私は結婚というものを、皆さんに全力でオススメしたいくらい幸せなものだと思っている。
もちろん、辛い思いを経験してないという訳ではない。
それをも越える「幸せ」がそこにはあるのだ。
ふと、気が付いた時に、私はKindle作家になっていて、
イラストレーター、Kindle本出版サポーターにもなっていた。
そこには、優しい仲間がたくさんいて。
毎日感動して泣いているほど幸せな私がいた。
「どうして、こんな私に相談してくる人がいるのか分からない……」
そう呟いた私に、
「じゅんこ3はどん底から這い上がってきたんだよ。そんなじゅんこ3の言葉には深みがあるんだよ」
そう、答えてくれた夫。
私を励ます天才か!
よしペンくん、いつもありがとう。
私はあなたに助けられてばかりだね。
児童館の頃からずっとあなたが好きでした。
これからも、この思いは変わらない。
あなたの優しさ、勇気、明るさ。
小さい頃から何にも変わってない。
11月22日で結婚して11年。これからもよろしくお願いします。
そしてあの時、苦しくて苦しくて、死に希望を持ってしまった自分に
「死を選ばないでくれてありがとう」と伝えたい。
精神病院のベットの中で泣いていた時も、
「生きていたくない」と泣いて看護師さんに薬をもらった時も
家族にどれだけ否定され、責められても私は幸せを諦めきれなかった。
私は、みんなにありがとうと伝えたい。
優しさをくれて、
感動をくれて、挑戦する素晴らしさを見せてくれて、
私は最高の人生を生きていると感じる。