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LIFEオススメ本:これからの男の子たちへ :「男らしさ」から自由になるためのレッスン

またもやジェンダー系の本が続く。

なぜかって、人生で自分が困ってきたことの答えが、ジェンダーに関する本に散らばっているから。

今回紹介する本。


自分が困ってきたことを振り返れば振り返るほど、気になること。

自分と他者は違うので、相手の心情は理解できないことは前提として。

息子に、自分を尊重しながら健やかに育ってほしい。

自分を大事にしてほしいし、無理解に相手を傷つけることは回避してほしい。絶対に誰かを傷つけてはいけないとは言わない。だって、私だって周りの人を無理解に傷つけたことはたくさんある。

娘が小学生になって、一つ自分の過去を伝えた。

小学一年生の時。
今でも覚えている。

私は地域の公立の幼稚園ではなかったので、ほとんど多くの友達を知らない状態で地域の小学校に入学した。

小学校1年3組。担任の先生の苗字は今も覚えている。
外で遊ぶのが好きで、男子とドッジボールでよく遊んでいた。

たしか、とある休み時間、外に出ようと靴箱あたりにいた時。
どちらかというと嫌な感じを持っていた男子が顔のあたりに近づいてきて、私の口にその男子の口をつけられたのだ。
その時、周りには数人の男子が笑っているような光景が今でも目に浮かぶ。

とっさに離れて中に戻り、水道で何回も何回も口を洗った。
「気持ち悪い。」
感じたことはそればかりだった。涙が出たと思う。
母にも、姉にも、先生にも、友達にも誰にも言えなかった。
なんて言っていいものかもわからなかったというか、人に言う発想そのものがなかった。

キスって聞いたことがある。私の初めてのキスというのはこの人になるの?
気持ちが悪い。

しばらく、どうしていいか分からなかった。
いわゆる思春期になる頃まで、この時のもやっとした嫌な気持ちはずっと続いていた。

今振り返ると、あの場にいた男子で、私がここまで悲しかった、いやだった、苦しかったと気づいたのは一人もいないと思う。

男子と女子の違いというのは、このエピソードに集約されているのかもしれない。
その違いが、小学一年生から大人になるまで蓄積されるもしくは修正されないままいくと思うと恐ろしい。


子どもの性別に限らず、今まで困ってきたことに思い当たる人は特にオススメな一冊。

何にも中身紹介していないけど。


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