可愛いおばあちゃんになりたい
私自身、同居では無いものの親の介護をしていて、色々何周も回って考えた末に思った事は、可愛いおばあちゃんになりたいなぁという事です。
どんなに健康に気をつけても、ボケ防止を頑張っても、ある程度人は高齢になったら誰かの世話にならなければならないという事を改めてしみじみ思います。
子供の世話にならない様に頑張るのはもちろんですが、それでもやっぱり誰かの世話にならなければならない事を、高齢になる前に自分で受け入れるべきなのだと思います。
最近では、自分が介護をしてもらう時が来た時、少しでも迷惑にならない様にデリケートゾーンを永久脱毛するなんて話しも良く聞きますが、それはそれで良しとして、私が今から心掛けたいと思うのは、"可愛いおばあちゃん"になる為にはどうすれば?という事。
先ずは可愛いおばあちゃんってどういうおばあちゃん?って事になりますが、私の理想は"このおばあちゃんに会いたいな"と思って貰えるおばあちゃんです。
ドラえもんに出て来るのび太のおばあちゃんみたいな感じでしょうか。
とは言えそれはあくまで理想で、クセ強い私はのび太のおばあちゃんには到底なれそうもありませんが…。
それでもなんとかクセ強でも、変わっているけど可愛いおばあちゃんくらいになりたいのです。
誰かの世話にならなければならなくなった時、世話をしてくれる人の心の負担が少し、ちょっと、軽くなれる存在でいる事が、その時の私が出来るせめてもの事だろうから。
2030年には日本の人口の1/3が65歳以上になると言われています。
現在56歳の私はまさにドンピシャ世代、本当に申し訳ないです。
今自分が介護をする側で思うのは、
身体や頭の不具合は高齢なのだからしょうがないと受け入れやすいけど、精神的な不具合はとてもストレスになるという事。
まぁお互いにだと思いますが。
高齢になってから自分がどうなのかを見つめ直すのは、無理では無いけど難しい所がある様に思います。
すなわち可愛いおばあちゃんになるという事は、高齢になるまでに人としてある程度円熟しているという事。
クセ強の私に円熟が目指せるのか…、
それでもいつか誰かの世話になるのだから、今からでも私なりに私なりの可愛いおばあちゃんをなんとか目指して行きたいのです。
感謝の気持ち、他人への思いやり、いつまでも夢見る気持ち、想像力、細かいことは気にしない、素直さ、好奇心、謙虚さ、こんな気持ちを持ち続けてあの世に旅立ちたいなぁ。
可愛いおばあちゃんは私の人生の集大成って事かな?
クセ強だけどね…。