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江戸時代のハラハラドキドキ

前も書きましたが、私は読書が好きです。

なんでも読むのですが、結構時代小説が好きです。

最初は時代内容に溶け込め無くてどうかな?
なんて思ってましたが、宮部みゆき著作の「おそろし 三島屋変調百物語事始」を読んだ時、一気にその時代の世界観に引き込まれてしまい、それからは宮部みゆき著作物は時代小説だけでは無くほとんど読んでいます。

とにかくどれも面白いのですが、宮部みゆき著作の時代小説は、読んでいる内に自分もいつの間にかそこに参加している気がして、読み終えるとなんだかもう皆んなに会えないのだなぁと、寂しい気持ちになってしまうくらいです。

江戸の人々の、当然今とは全く違う生活やしきたりや習わしの中での人情や情けの出来事、なんとも心にしみるのですよ。

それはもちろん宮部みゆき流表現の素晴らしさの賜物だと思いますが、現代ではほとんど無くなった、地域の人達とつながり助け合いながらの生活が、読んでいるとちょっと羨ましい気持ちになって来ます。

三島屋シリーズは暖かい家族の繋がりを感じ(ちょっと怖いけど)、"ぼんくら"では美少年甥っ子との謎解き、そして"きたきた捕物帖"では宮部みゆき時代小説シリーズを総括した世界観の面白さ!

もうずっと江戸宮部ワールドに浸って
ワクワクドキドキ、ソワソワハラハラ
していたいのです!

読んだ後のあのなんとも言えない余韻と感動…、知らぬ間に私の心を成長させてくれている様にも思います。

ん?でもちょっとそれは、私が成長しているか怪しいので定かでは…。

小説は素晴らしいですよ!

どんなに疲れている時も、仕事休憩のちょっとの時も、本を開けばあっという間に頭の中は江戸時代、そこには現実とは全く違う世界があり、さまざまな人生模様が繰り広げられている。

自分では体験する事の出来ない時間を超えた思いを、主人公を通して感じる事が出来る。

最近は携帯で本を読む人も増えたけど、私はやっぱり紙の本でページをめくりたい派。

持ち歩くのは大変だけど、分厚ければ分厚いほど嬉しくなる。

どんどん本屋さんが少なくなってなんだか寂しい限りだけど、これからも私は本屋さんで本を買いたい。

ネットではなくね。

ただ、宮部みゆきの新刊書籍っていつもビニール包装されてますよね?
他はされて無いのに。

本屋さんさすがですね、でも宮部みゆきの本は家でゆっくり読みたいから、
立ち読みしたりしませんよ。

でもここは、本屋さんがんばれ!で締めくくりたい。



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