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やっぱり詰めこんじゃう長野バスツアー記⑥小布施
栗嫌いのうちの子どもたち、保育園の脇にあった甘栗屋のお兄さんがいつも帰りにひとつくれるのを拒否していたっけなと思い出す栗好き母じゅんぷうです、こんにちは。
おひとりさまで参加した長野バスツアー。聖徳太子と、その妃・蘇我刀自古郎女についてかなりアツくなってしまった前回の善光寺noteからの続きです。
ツアーファイナル、小布施90分
忠霊殿近くの駐車場のバスにもどると、
取次役の宿坊の方から
善光寺をお参りした記念の御札と
法要をした証の御札と証状を
お渡しいただきました。
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バスツアーは最後の目的地、小布施に向かいます。
オブセ牛乳、小布施栗など
小布施ブランドの名産品は知っているけど
どんなところなのか、このツアーまで未知の地。
華麗なるツアータイトルには
「北斎と花のまち小布施」と入っております。
生涯93回の引っ越しをしたという葛飾北斎。
90歳で浅草で亡くなった北斎は
晩年に小布施でも創作活動を行っています。
初めて小布施を訪れたのが80過ぎだというから
当時の江戸~小布施の道のり考えたら
もうこれぞ画狂…!
バスはその北斎の作品の美術館
「北斎館」駐車場に到着。
ここから自由散策90分です。
いや、もうあと+90分あったら
行きたいところいろいろあったのですよ。
北斎の天井絵があるお寺、岩松院も
今から行くとしたらタクシー呼んで、
という手段になります。
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わたしはもう戸隠と善光寺で
かなり胸いっぱいになっているので
ここはのんびり散策でチルな気分。
ヒノさん(仮名)と一緒に
「栗の小径」を歩き始めます。
元はあぜ道だったというこの小径、
栗の間伐材が敷き詰められていて
足にやさしい感触。
昨日も小布施インター付近で
栗畑が目につきました。
小径の入口付近のカフェの窓から
モンブランを食べている方々が見え、
「こ、これ食べたい~~!!」
サックスがほしい黒人少年状態に。
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何しろわたしたち、
お昼がおしゃれだったもので
ボリューミーなおやつを渇望。
とりあえず街歩きをして
ここにもどってこようということに。
このモンブランを最終目標に
栗の小径を進みます。
道の脇には蔵が並び、風情たっぷり。
小径を抜け、通りを渡って
まだ続く中町小径を行くと
迷い込むように
どこかの裏口ふうな場所に。
通り抜けてください的な表示があって
お邪魔しま~すと進んでみると
レンガ造りのえんとつが現れました。
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こちらは老舗の酒蔵、
松葉屋本店さんの敷地なのでした。
プライベートガーデンを通って、
表通りに抜けられるようになっているのです。
なんて粋な計らい。
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小布施はこうした
プライベート空間を開放している
地主さんやお店さんが多いようで、
調べてみたらこんな素敵な
まちづくりの歩みがありました。
「内は自分のもの、
外はみんなのもの」
このコンセプトが町全体に浸透しているのです。
昔、何度か訪れた尾道とも通ずる雰囲気。
住みたい。
表通りに出て、北斎館方面にもどろうとしますが
自分たちが出てきた小径の入口を見落として通過。
とんでもない方向、それこそ
岩松院方面に進んでいることに気づき
あわててコース修正。
まっすぐな道や高い建物がないんです笑
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どうにかもどってこれて先ほどのお店に入店。
こちらは栗菓子の名店、
小布施堂さんの経営するレストラン
「傘風楼」(いい名前…)が
その形を変えたイタリアンレストランでした。
人気のモンブラン「朱雀」で
贅沢時間を過ごします!
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ああ、いよいよ旅も終わりです。
出発前に北斎館でトイレとショップだけ利用。
旅先でおみやげを兼ねて、増えた荷物用に
エコバッグを買いがちなじゅんぷう、
北斎とLOQIのコラボバッグがあったので
「東海道品川御殿山ノ不二」柄を購入。
レジでさっそくタグを取ってもらい
使用してみるとこれがすごくいい!
ショップの方ともひと盛り上がり。
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岩松院もやっぱり行きたい。
小布施一泊でも足りないかも…
バスはまた上信越道に乗り
お泊りした松代のホテル前も通過。
今朝、ここから出かけたのが不思議な感じ。
空は雨雲が不穏な雰囲気で
小諸あたりから何度か降られます。
観光中には一度も降られずに済んだこの旅を
反芻しながらウトウト。
新宿着21時予定なので
2回目の休憩は軽食時間も組まれていました。
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かなりスムーズに20時半に新宿着。
新宿西口でヒノさん(仮名)と
「またどこかで!」「戸隠かも!!」とお別れし
現実へともどりました。
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【結論】
このバスツアー、行ってよかった!
どの場所もじっくり再訪したい。
歴史の思い入れたっぷり
おなじみの詰め込み旅行記
お読みいただきありがとうございました。
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