【ドイツ知財実務】ミュンヘン地方裁判所・簡易裁判所②-知財訴訟手続きの流れと実務
ミュンヘン地裁では著作権や特許権などの知的財産関連事件の件数がそれなりの数存在している。
これはドイツの裁判所が管轄として人気があるということの証左でもある。では、なぜ、こんなにも知的財産関連事件が多いのか聞くと、秘密は判決までのスピードと書面の少なさにあった。
多くの企業が欧州に進出し、欧州企業から知的財産関連の事件で提訴されることが珍しくなくなった現在において、その裁判地はミュンヘンになることが多い。
今回は、その秘密と運用について、実際にミュンヘン地裁の知的財産関連事件を傍聴した経験から書いてみたいと思う。
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