【ドイツ知財実務】ミュンヘン地方裁判所・簡易裁判所①-ミュンヘンの法廷から
ミュンヘンは、ドイツ国内でも知財関連訴訟が多い都市である。
これは、特許に関しては、ドイツ連邦特許裁判所(Bundespatentgericht)や欧州特許庁(European Patent Office:EPO)があることで知られているし、著作権に関しても、GEMAや多くの出版社、レコード会社の所在地となっているためである。
また、日系企業の多くはミュンヘン(またはデュッセルドルフ)に支店や事業所を有していることから、ドイツ・ミュンヘンでの裁判に巻き込まれるといったことも少なくない。
そこで、今回は、ミュンヘン地方裁判所(Landsgericht)、簡易裁判所(Amtsgericht)の法廷について書いてみたい。
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