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ヨーロッパビジネスにおける法と実務

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アメリカにおける政治的先行き不透明感などから再び欧州におけるビジネスの重要性が高まっているなか、日欧EPAの大枠合意もなされたことに、今後一層、欧州とのビジネスが加速していくもの…
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#EU

GRUR meets Brussels Workshop 2017からみる欧州著作権の最新動向

今年6月にブリュッセルで開催された欧州著作権シンポジウム。 今回のテーマは、①著作権指令案、②ハイパーリンキング及びホスティングプラットフォーマーに関するCJEU判決、③著作権契約法、④テキスト・データマイニングと多岐にわたっていましたが、どの論点も欧州の第一人者が最新の情報を提供してくださり、非常に内容の濃いシンポジウムでした。 特に、開催地ブリュッセルは、欧州委員会、欧州議会などEUの関係機関が集中しているため、発表者、参加者にはEU関係機関の人が多く、著作権指令案の

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欧州著作権セミナー/The Present and Future of EU and UK Copyright@London

これからベルギー・ブリュッセルで開催されるシンポジウムに参加してくるのだが、それに先立ち、今年の1月、まだ寒いロンドンに行って参加した欧州著作権セミナー/The Present and Future of EU and UK Copyrightについてご紹介したい。

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【BrexitとEU】Jaguar Land Rover"Defender trademark"事件

2017年の年明け早々、Jaguar Land Roverに関するこんなニュースが報道されていた。 Jaguar Land Roverが、同社が保有する登録商標「Defender」を付したオフロードマシンを販売していたカナダ企業BRPに対して、商標権侵害に基づき提訴していた事案で、2016年12月、ロンドンの高等法院はBRPの商標権侵害を認めたというものである。 BRPが販売していたものは「CAN-AM DEFENDER」というもので、こちらのサイトからみることができる。