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鉄道にスマホを忘れた話

先日鉄道を利用し出かけたのですが、家族が電車内にスマートフォンを忘れてしまいました。鉄道会社の問い合わせを利用し、その日のうちに無事が確認されました。鉄道会社の皆様に感謝するととに、経緯を記します。

忘れたとわかった時のショックは大

朝からJRの特急列車を乗り継ぐ形で出かけていました。乗り換えを終え、ホッとした時、「スマホ忘れた!」と家族の声。なんで忘れるかな〜と、ひとしきり状況の確認と後悔、周りの家族からの温かい非難の声を浴びた後、忘れた本人が車掌さんに相談に行きました。出てこなかったら、各種手続きがめんどくさ過ぎるとか(家族全ての情報機器の担当は私‥)セキュリティ上の危険はどうなるとか、自分の物が無くなったと同様のショックが私に襲いかかってきて、ひたすら対応についてウェブ検索していました。


特急電車指定席だったため、どの車両のどの座席に乗っていたかは指定券で特定できていました。忘れた本人が車掌さんに相談に行くようにし、私は対応のためネット検索を進めました。

JR西日本のお出かけネットというページに、「お忘れ物をしたら」という記事があります。JR西日本お客様センターお忘れ物専用ダイヤルというものも用意されているようです。

ただ、気になったのは、「列車内でお忘れ物をされた場合には可能な限り捜索させていただきますが、場合によっては捜索できないこともございます。なお列車への連絡は、緊急の場合を除き行いません。」という記述です。乗っていた場所まで特定できているのだから、乗っていた列車の車掌に連絡すればすぐにわかると思っていたのですが、直接の連絡はしないということのようです・・・。

車掌に相談に行った家族は、車掌に事情を話し、スマホの特徴を聞かれ、問い合わせてみますと言われ、帰ってきました。でも、直接連絡しないということは、すぐには連絡つかないのではとも思っていたのですが・・・。案の定、しばらくして現れた車掌さんからは、問い合わせたけど今のところは見当たらなかった、センターに連絡してみてください。との返答でした。

忘れ物システム

センターには電話連絡の他に、チャットによる問い合わせサービスがありました。乗車中で電話しづらいし、電話嫌いですので、当然チャットを選びます。乗っていた電車、乗車駅、降車駅、座席、スマホのメーカー、型、契約電話会社、スマホの電話番号、見つかった時の電話番号と、ロボットチャットにより細かく聞かれて答えました。それらしいスマホが見つかった時に特定できるに足る情報を教えていく感じでした。最後に、人間オペレーターによるチャットで、センターの情と照会する時間があって、今は当てはまる情報がないです、また当てはまる情報があれば、登録の電話に連絡しますとのことでした。

ここらへんで、忘れ物対応システムの様子が分かってきました。無くした人と、疑わしい電車や駅の人が直接連絡することはなく、落とし物センターに登録された情報にアクセスし、照会するシステムということが。確かにたくさんある事案にそれぞれ対応していたら、キリがないです。一元管理で対応する、切符を売る際のマルス システムと一緒です。JRだけに、このやり方は馴染み深いと納得しました。

と、いうことは、落とし物情報が登録されるまでは何度照会してもあかんということがわかりました。少なくとも終点まで行ってしまい、そこから情報を付帯させて落とし物係に回されて、センターへ情報が登録され、センターに来ている問い合わせ情報と合致し、係の人が電話して、ですから、結構時間がかかることが予想されます。

ですが、ある程度時間はかかるが確実な方法であると思います。悪い人に持って行かれてなければ、今日か明日には連絡がある、と思いました。でも、悪い人に見つかっていれば、個人情報が、とか、SIMカード抜かれて使われたり、などと悪い想像も膨らんでおり、不安ではありました。

夜には連絡がキター

なんと優秀なシステム、優秀なJR関係者さん、そして善良な日本の皆様、夜の8時くらいに電話が来ました。乗っていた特急の終点駅、新大阪駅の忘れ物センターですと。特定するのは、チャット情報でできているので、住所を聞いて着払いで送ってくれるということ。素晴らしい対応!忘れた2日後には家に届く!世界的に見れば、出てこない場合がきっと多いだろうに、感謝しかありません!

電車内で忘れ物をしなければいいのですが、忘れてしまうものです。対応のシステムをしっかりと組んでくださっている鉄道会社に感謝です。

ちなみに、鉄道忘れ物1位は傘、2位がスマホだそうです。絶対困るのはスマホ、何よりも忘れないように気をつけたいと思います。

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