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プログラミング演習でColaboratoryを使う方法

こんにちは、junkawaです。

Colaboratoryを使って、Python以外のプログラミング言語(C言語など)を簡単に実行する方法を紹介します。

この方法をプログラミング演習で使えば、下記のメリットがあります。
・オンライン環境さえあれば無料で実行環境を手に入れられる
・開発環境の準備が不要
・課題の採点が楽にできる
・遠隔でリアルタイムに指導することができる

Colaboratoryで使える計算機資源

CPU: Intel(R) Xeon(R) CPU @ 2.20GHz (!cat /proc/cpuinfoで確認)
Memory: 13GB (!free -mで確認)
Storage: 46GB (!df -hで確認)

Colaboratoryの使用制限

- Colaboratoryのインスタンス立ち上げ毎に、storageデータは初期化される
  (出力データはGoogleドライブなどに保存する必要がある)
- セッションが切れてから90分でインスタンスが停止する
- 連続使用12時間でインスタンスが停止する

参考

ソースコードの作成方法

%%file hello.c #include  <stdio.h>
int main(void) {
   printf("Hello, World!\n");
   return 0;
}

コードセルに上記を書きます。
ポイントは先頭の "%%file hello.c"です。

このコードセルを実行すると、カレントディレクトリに hello.c が生成されます。

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コードのコンパイル、実行方法

!gcc hello.c -o hello && ./hello

ここではgccでhello.cをコンパイルし、実行ファイルhelloを実行しています。(!xxx と書くと、シェルでxxxを実行できます)

画像2

ここを変えれば、任意のプログラミング言語の実行環境のできあがりです。
(必要なプログラミング言語の実行環境が入っていない場合、apt-get installでインストール可能です)

標準入力について

標準入力には対応していないようなので、下記のようにパイプを使う必要がありそうです。

echo hoge | ./fuga

まとめ

Colaboratoryを使って、ソースコードを生成、コンパイル、実行する方法を紹介しました。

実際のプログラミング演習では、コメント機能やGoogleドライブの共有機能を使って指導できます。

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