ワクワクすることをしても成功しない
はじめに
さて世の中にはワクワクすることしていれば
成功すると信じている人がいます。(そう教えている人も多いですね)
「ワクワク」という言葉は
なるほど確かに耳障りの良い言葉です。
では本当にワクワクすることすれば
成功するのでしょうか?
実は科学では全く違う結果が出ています。
ワクワクしても成功しない理由
こんな言葉を聞いたことがありませんか?
趣味は仕事にしない方がいい。
大好きなことを仕事にした途端大好きではなくなる。
実はこれは本当のことなのです。
こんな実験結果があります。
ニューヨーク弁護士協会に所属している弁護士たちに
以下のお願いをしました。
「30ドル払うのでニューヨークの路上生活者たちを
就職させるように指導してほしい」
するとほとんどの弁護士は
「それは出来ない」と返事をしました。
次に以下のようにお願いをしました。
「無報酬だがニューヨークの路上生活者たちを
就職させるように指導してほしい」
すると今度はほとんどの弁護士が
「分かった」と言って依頼を引き受けたのです。
不思議ですよね。
なぜ30ドル払うと断るのに無報酬だと依頼を受けるのか?
これは僕たちが2つの世界に住んでいるからです。
2つの世界とは?
人間は2つの世界に住んでいます。
2つの世界とは社会的世界と経済的世界です。
社会的世界とは人と人の繋がりの世界であり
経済的世界とは文字通りお金のやり取りの世界です。
つまり先の弁護士たちは30ドルという報酬を提示された途端経済的世界で物事を考えたわけです。
(弁護士の仕事としては30ドルは安い)
一方無報酬は社会的世界、人間的な繋がりの世界なので
お金のやり取りがなくても依頼を受けたわけです。
(善意で依頼を引き受けたわけです)
以上の実験結果から改めて以下の言葉の意味が分かります。
趣味は仕事にしない方がいい。
大好きなことを仕事にした途端大好きではなくなる。
つまりどんなに好きなこと(ワクワクすること)でも
お金のやり取りが発生した途端に経済的世界に入るので
純粋に好きなことが楽しめなくなってしまうのです。
(もちろんそう感じない人もいるでしょう)
しかし多くの人には当てはまることだと思います。
そう考えると趣味を仕事にした人の苦労が分かります。
場合によっては趣味を仕事にしたことで
仕事(趣味)が嫌になって辞めてしまった人も多くいます。
どうやらワクワクすることが
成功への近道だとは言えないようです。
むしろ好きなことを仕事したことで
新たに苦しみを生み出してしまった可能性もあります。
反対に始めて間もない頃は好きでもなかった仕事が
いつの間にか好きになっていたという経験をした人
も多いのではないでしょうか?
(食べ物でもありますよね、
昔食べれなかったものが今は好きだったり)
以上の考察から自分がワクワクすることや使命などに
拘り過ぎることはあまりお勧めしません。
拘ることでかえって成功を逃しているのかもしれません。
今目の前にある仕事を丁寧にやっていくことが
成功の近道なのかもしれません。
以上参考にしていただければと思います。
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