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母が認知症になりました③【物忘れと認知症の違い】

母が75歳で認知症になりました。以前から物忘れは多かったのですが、その時とは何かが違っていました。物忘れと認知症の違いをマンガにしてみました。

物忘れと認知症の違いについて

物忘れと認知症の違いについて本を読んだり、調べたりしました。いくつかありますが、わたしが一番しっくりしたのが、今回マンガにした部分です。

物忘れの場合

物忘れの場合は、部分的に記憶がない状態です。自分で何かを忘れている自覚があるので、深刻な事態にはなりません。

認知症の場合

一方、認知症の場合は全体の記憶がすっぽりなくなるようです。忘れたことに対しても自覚がなくなります。その状態だと当然トラブルが発生したりしますが、忘れている自覚がないので、悪いのは自分ではなく自分以外のせいということになります。
以前、ごはんを食べたこと自体をすっぽり忘れ、「まだご飯をたべていない!」とお嫁さんを責めるお爺さんの話を聞いたことがあります。昔はよくあったみたいですが、これは、認知症によるものだと納得がいきました。

母が認知症になってから

認知症になる前の母は、「物忘れが多い」状態でした。「さっきも言ったでしょ」と指摘すると、「ああ、そうだったわね~」なんて言っていました。どこまで思い出していたかはわかりませんが、笑って受け流していました。

ですが認知症の診断を受ける前の母は、以前とは様子が違っていました。忘れたことを忘れるようになっていたのです。そして忘れた部分を補うかのように、事実と異なるストーリーを作り出すようになりました。
この母の創作話のおかげで、色々とトラブルが発生しました。他の方に迷惑をかけることも出てきましたが、また次回以降書いていきたいと思います。

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