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CRAFTROCK CIRCUIT'21

2021年4月11日(日)

吉祥寺で「CRAFTROCK CIRCUIT'21」。

相当久しぶりに参加のライブサーキット。何を観るかは決めこまず、タイムテーブル見ながらその場の気分でふらっと動いて、いいアクトに当たればラッキー、みたいな。そんなライブサーキットならではの楽しみ方で、LITE→環ROY→Kan Sano→どんぐりず→PEARL CENTERを観た。

久々に観たら(父親になったこともあって)なんだか男らしい感じになってた環ROYくんは、フリースタイル多めで、その深さと脱力のバランスもよく、しびれた。それから、話題のどんぐりず。始まる前から入場規制がかかって注目度の高さを感じさせたが(僕は3曲目くらいで中に入れた)、トラックがめちゃんこ気持ちよく、ラップ(言葉)は刺さって耳に残るし、歌(声)も強い。想像以上の実力持ちコンビだった。恐るべき新世代(ふたりとも98年生まれ)ってな感じで、いやぁ、中毒性高いわあ。そして観るのは2度目のPEARL CENTERは極上のグルーブ。揺れながらMattonの甘い歌声に酔いしれた。PAELLASは暗闇が似合うバンドだったが、PEARL CENTERはもっと陽性。PAELLASのライブはMCがほとんどなかったが、このバンドでのMattonはMC含めて楽しそうだ。新曲もいいし、彼ら、これからどんどんよくなっていくだろう。

というわけで、やっぱりライブハウスで、立ちで自由に楽しめるライブはいいなぁと。思ったことは思ったのだが。しかし一方で、身動きできないくらいにぎっしり満杯になったCLUB SEATAやPlanet Kで音を浴びながら、ちょっと密にもほどがあるだろ、大丈夫なのかこれ、と、少しばかり怖さを感じたのも正直なところだ。もちろんみんなマスク着用は守っていたし、入場時の検温と消毒もされてはいた。対策は、なされていたことはなされていた。が、現在行われているほかのライブ・イベントがどれも密にならないような対策を施しているのに対し、そこに関してはこのイベント、だいぶユルいなと感じた。自分自身、そのなかに混ざって音を浴びて楽しんでいたのだからなんとも言えないところもあるが、「いやぁ、文句なく楽しかった~、完全に最高だった~」とは言い切れないモヤっとした感じも少しばかり残ったのだった。

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