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betcover!!@渋谷クラブクアトロ

2023年4月18日(火)

渋谷クアトロで、betcover!!。

4thアルバム・リリース・ワンマン”画鋲” in クアトロ。

圧巻。

自分が観るのは昨年2月のリキッドルーム以来なのでだいぶ久しぶりだったが、アンサンブルから何から何までとんでもなく強度が増していて震えた。前回観てからの1年で、最早別次元、別バンドのよう。一体どこまで進化するのか?!。ヤナセジロウの顔つきまで変わって、自分が観始めた10代の頃の顔つきとはもう全然違っている。佇まいも含め実に堂々としたものだ。

が、ヤナセジロウとメンバーたちが凄いのは、天才肌というよりも、どこまでも高みにのぼっていこう、どこまでもアンサンブルを、音楽を磨いて、更新していこうとするその姿勢の徹底にあるのだと思う。それを感じ取ってか、隙間なくぎっしり埋め尽くされた観客たちの熱量もまた凄かった。

始まる前は昭和の歌謡/演歌がかかり、金井克子「他人の関係」がかかるなかでメンバーがステージに登場。そこから切り替えの瞬間すらなく、まさにいきなりといった感じで「平和の天使」の演奏がスタート。そのあとは曲と曲がほぼシームレスな感じで続いていく。1曲終わって拍手をする隙間すら与えないといったふう。いつものことだがもちろんMCなんてものもなければアンコールもない。そんなものを必要としない…必要に思えない全身全霊の演奏のあり方だ。そのアンサンブルの凄まじさ、歌声の色気といったら!

今、日本で一番かっこよくて、日本で一番すごい音を出すのは、間違いなくbetcover!!だとマジで思う。そして困るのは、betcover!!のライブを観てしまうと、ほかの多くのバンドの音がどうってことないように思えてしまうことだ。ああ…。

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