Char@江戸川総合文化センター
2024年11月30日(土)
江戸川総合文化センター大ホールで、Char。
初めて行く会場だ。JR新小岩駅から歩いて15分弱。東京生まれ東京育ちでありながら新小岩を歩くのはたぶん初めて。行ったことのない土地の行ったことのない会場に向かうのは少しだけワクワクする。
今回は69歳イヤーを記念しての「2024 ”69 SPIRIT”Tour」、その東京公演。Charのライブは2ヵ月前に日比谷野音で観たばかりだが、ツアーのうちの1日となれば当然内容も変わるだろうということで、そのあたりも楽しみにしながら観に行った。
自分の席は2階の最前列。見下ろす形だったが、1500人キャパのホールならではの音響のよさがあり、同じ曲をやったとしても野音で聴くのと印象がけっこう変わって感じられた。
バンドメンバーは小島良喜(Keyboard)、澤田浩史(Bass)、Tully Ryan(Drums)。現在のこのバンドのアンサンブルは言うまでもなくバッチリで、特にZAXに代わって加わったTully Ryanのタイトかつ正確なドラムプレイがバンドそのものと楽曲群を瑞々しくしているという印象。Charは彼とプレイすることをとても楽しんでいるようだ。とりわけサイケデリックスのナンバーが、Tullyのドラムによく合う。ジム・コープリーのことを思い出したという人ももしかしたらいたかもしれない。
ツアーは続くのでセットリストには触れずにおく。が、このくらいは書いてもいいかな? 序盤から「おおっ!」となり、中盤にはけっこう意外な曲もいくつかやってくれて、アンコールはなんならここからが本番というくらいにガッと熱があがった。
CharのMC時間もそこそこあって楽しかったが、終盤では「みんな最高です!」と、Charにしてはやけに素直な言葉を発していたのが印象深かった。そのくらい、いいバイブスを感じたんだろうな。
69歳。今もあんなに若々しく、しっかりバンドでツアーもやってくれるCharを観続けることができるというのは幸せなことだ。ずっとCharのライブを観続けたい。来年も再来年も5年後も10年後も。そんなことを思いながら新小岩駅近くで軽くひっかけて家に帰った。