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Anly@duo MUSIC EXCHANGE

2023年1月22日(日)

渋谷 duo MUSIC EXCHANGEで、Anly「~2ROCK祭~」。

毎年恒例、Anlyのバースデイ・ライブ。
今年は26歳になったということで、26歳=2ROCK祭(ニジュウロックサイ)。ロックでみんなとバースデイを祝おうという主旨だ。

久しぶりのバンド編成公演。メンバーは小川翔(ギター)、生本直毅(ギター)、半田彬倫(鍵盤)、森光奏太(ベース)、大津資盛(ドラムス)。Anlyもギターを弾くので、3ギターとなる。

洋楽カヴァー3曲を含め、ロックに振り切ったバンド・セット・ライブだ。のっけからレッド・ツェッペリン曲でハードロッキンに迫ってきた。それ、自分の世代的には往年の沖縄ハードロックバンド、Marie with MEDUSAを思いだしたりもするもの。Anlyの歌唱も動きもハードロック仕様で、とんでもなく強力だった。

そして最新作『QUARTER』収録曲をこのバンドで次々に演奏。12月にEXシアターで観たLoop Around the World~Track4/QUARTER TOURはそのアルバムを全曲ひとりで演奏するものだったが、バンドセットとなると同じ曲でもまったく異なる感触/色合いで伝わってくる。その違いは相当のもので、同じ曲とは思えないくらいのものもあった。

出力の強いバンド音に、Anlyのヴォーカルは少しも埋もれることなく、突き抜けていた。いつも以上に声そのもののパワーを感じた。しかも絞り出すといった感じは少しもなく、ほどよく力を抜いているように見えながらも実に強力で伸びやかなのだ。思い切り歌ってもAnlyの場合、声が掠れたりすることがない。澄んだままで、広がっていく。動きも堂に入っていて、ちょっとした手の動かし方や表情の変化、ラップする様もいちいちカッコイイ。一挙手一投足から自信が伝わる。本当に華があってかっこいいヴォーカリストへと進化を遂げたよなぁと、デビュー当時から度々観てきた自分はそう実感する。

レッチリ曲(元はスティーヴィー曲)やクラプトン曲も挿みつつ、1曲のスロー(「浄化」されました)を除いてはロック全開でやり通したライブ。7月1日にはLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での初のホール・ワンマン開催も発表されたが、今の彼女の状態だったらホールでも余裕のライブを見せてくれることだろう。楽しみだ。


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