見出し画像

ホセ・ジェイムズ@ビルボードライブ東京

2022年5月24日(火)

ビルボードライブ東京で、ホセ・ジェイムズ(1stショー)。

やっぱり観に行ってよかった。デビュー当時から彼のライブは毎回観ているが、今回はよくなかったということが一度もない。といって、毎回平均点を出してくるということでもなく、来日の度にテーマ性だったりメンバーだったり重きを置くポイントだったりを変えたライブをするので、感心または感動のしどころが毎回異なる。だから毎回行きたくなるわけだ。

⁡ ⁡今回はバンドのあり方に面白さがあった。BIG YUKI。途中からゲスト参加の黒田卓也(お馴染みのようで実はけっこう久々の共演)。ふたりのスタープレイヤーの演奏がそれぞれならではの個性ある輝きを放っていたのはもちろんだけど、お初のリズムセクション…カイル・マイルス(b)とジャリス・ヨークリー(ds)が確かな演奏で支えてて、尚且つ新味も加えてた。特にジャリス・ヨークリーというドラマー。正確さで安定感を出しながら、でも崩すときには崩すこともできるという、その両方を持っている感じ。旧ジャズ的な叩きと新ジャズ的な叩きの両方がカラダに入ってるといいましょうか。今回の公演でとりわけ際立っていたのが彼のプレイで、これからグングン注目度が高まりそうね(ああいう若手を見つけて連れてくるホセもやっぱりさすがだ!)。

⁡⁡内容的には、今回⁡は新作を携えてのライブじゃないので、新旧の代表曲をバランスよく演奏。お馴染みの曲もバンドとアレンジが変われば印象もだいぶ変わるもので、大好きなあの曲もこの曲もかなり新鮮に聴こえた。⁡

奥方のターリさんはスペシャルゲスト扱い。普通にさらっとバンドに加えるんじゃなく、ひとりの特別なシンガー・ソングライターとして丁寧に紹介しながらステージに呼び込み、愛のデュエットをロマンチックに聴かせるのがホセさんらしいところ。その場面にうっとりするか「スウィートがすぎる」と感じるかは観る人によるだろうけど、「カム・トゥ・マイ・ドア」のエミリー・キングのパートをターリに、というのは彼女のいい活かし方だと思った。

⁡⁡昨日の東京公演は2セットとも完売になってたらしいが、明日26日の大阪公演はまだ席があるそう。関西の方、迷ってるなら観たほうがいいです。⁡

(今度僕も御朱印帳持って高尾山登るぞ)

いいなと思ったら応援しよう!