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bird@ビルボードライブ東京

2024年9月27日(金)

ビルボードライブ東京で、bird “25th Anniversary Best 2024“ Live!

birdの25周年記念ライブ。その東京編の2ndショーを観た。

先頃20周年のときから5年振りにインタビューをさせていただき、それもあってこのところまたbirdのこれまでのアルバムをいろいろ聴き返したりしていたので、気持ち的にかなり盛り上がった状態で会場へ。

こちらが、デビュー前から現在に至るまでを振り返ってもらったインタビュー↓

バンドは、GENTA(Dr) 澤田浩史(Ba) 樋口直彦(Gt) 渡辺貴浩(Key) Hanah Spring(Bgv)とお馴染みのメンバーばかり。コーラスはふたりいるときが多いが、今回はHanahさんひとりだった。

本編10曲+アンコール1曲の全11曲。25周年のお祝いライブとあって、演奏されたのはみんなが大好きな代表曲ばかり。「ハイビスカス」「LIFE」「flow」「君の音が聴こえる場所へ」「マーメイド3000」「マインドトラベル」「明日の兆し」「SOULS」「BEATS」「空の瞳」、アンコールで「9月の想い」。「おおっ?!  これを歌ってくれるの?!」と驚くようなレア曲はなかったが、それでもオープナーが「ハイビスカス」だったのはちょっとだけ意外だったか。夏らしい「ハイビスカス」で始まって秋らしい「9月の想い」で終わったということで、季節の移り変わりを感じさせるライブだった、とも言える。

先頃リリースされたリエディット・ベストについて触れ、昔の曲は7分とかあったけど最近の曲は3分とかの短いものが主流になっている、なので短くして収録したリエディット・ベストは軽やかに聴いてもらえると思う、とは言いつつもこのあとの曲はマンパワーで長いバージョンをお届けしますといったようなことを話してから演奏されたのは「マーメイド3000」と「マインドトラベル」。どちらも2ndアルバムの収録曲で、birdが最も攻めの姿勢で動いていた時代の踊れる曲だが、息の合ったメンバーたちから生み出されるグルーブが強力で、やはり自分もここで昂って立って観たくなった。bird自身、この2曲のビートに乗ってほかの曲よりもカラダを大きめに動かし、ここからより開放されていった感じに見えた。

「SOULS」ではステージを降りて客席を歩きながら歌い、コーラス部分を観客の誰かに歌わせたりもした。階段を駆け上がって2階席の人にも歌わせていた。birdのビルボードライブでの公演は毎回観ているが、これは初めてのこと。25周年のお祝いということで、もっと近くにみんなを感じてひとつになりたいという気持ちがこういうふうにさせたのだろう。

実際この日(この回)はいつも以上に観客たちの熱が高く、声援もたくさん飛んでいたし(「25周年おめでとー!!」といった声もあり)、終盤の「BEATS」ではみんなが立ち上がって、そのまま「空の瞳」で盛り上がりまくって本編を終えたものだった。

アンコールでは、リエディット・ベストには収められなかったが、大好きな「9月の想い」も歌ってくれたのが嬉しかった。birdにとって、これも非常に重要な1曲。「SOULS」や「BEATS」のように誰もが知っているヒット曲以外にも、こういう名曲……しみじみいい曲だなと思えるものがしっかりあるというのが、25年というキャリアの意味でもあるよなとそう思った。

新しいオリジナルアルバムの制作もほぼほぼ終えているというbird。来年はその新作を携え、例えばクアトロのようなスタンディングで楽しめる会場でもライブをやってほしいものだ。

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