僕の選んだ2019年・邦楽ベストソング60
2019年に世に出た「邦楽曲」のなかから「これはいい曲!」「ぼく好み!」「好き!」と思えるものを60曲選んでプレイリストにしてみました。*順不同です。
選ぶ作業をしていくなかで、改めて自分の好みが見えてくるものですね。
「IQ(=Intelligence Quotient/知能指数)よりもEQ(=Emotional Intelligence Quotient/心の指数)やLQ(=Love Quotient/愛の指数)の高い楽曲(またはそういうアーティスト)。自分が好きになるのはそっちなんだということがますますハッキリしてきた」
「多少歌詞の表現が稚拙であっても、テーマに新しさがなかろうとも、音と声に力があって、頭じゃなく心で歌っているもののほうが千倍いい。知能指数より、心の指数、愛の指数の高い音楽のほうが何倍も響く。器用な表現より、不器用だけどオレ流・ワタシ流を貫きながら突破しようとしているアーティストのほうに僕は強度を感じるし、心情的にもそっちに肩入れしたくなる。ということを改めて実感した2018年だったのでした」
これは1年前、2018年のベストソングを選んだ際に書いたことですが、2019年を終えたいま思うことも、ほぼこれと一緒。
いま「売れている」とされる曲、大多数のひとに好まれる曲、あるいは音楽評論家~ジャーナリストの方々がこういった年間ベストの企画で挙げている曲などを見渡すと、確かにクオリティ(歌詞・メロ・アレンジなど全ての面で)においてはある時代より遥かにあがっていることがわかるのだけど、そのなかには何人かの人気アレンジャーが「ヒットの法則」に則ってことさらドラマチックなアレンジをしているように感じられる曲が多く(特にストリングスの使い方に顕著)、自分はそういうものがどうも鼻につく(耳につく?)ほうであるゆえ、どうしてもそういう「手の入った」ものじゃない曲(とアーティスト)に肩入れしたくなる、っていう。そんな自分の指向と嗜好が強めに反映されたプレイリストになっているように思います。